果実味は遅れてやってくる。
レビュー対象商品:セラファン・ペール・エ・フィス / ジュヴレ・シャンベルタン ヴィエイユ・ヴィーニュ 2008年
投稿日時:2022/01/01 21:10:48
色調は薄めだが煉瓦色に近い、周辺はオレンジと茶色の中間といった具合に色合いから13年の熟成を十分に感じる。
香りは枯れた松の森林、赤い果実、燻製のニュアンス。
まずはブルゴーニュグラスで。
口当たりは柔らかく、酸の程度は瑞中から強で、意外や瑞々しい。果実味はドライでやや奥に潜んでいる感じなので、抜栓後の時間経過による変化を期待だが、この時点で並のピノ・ノワールより旨味を感じて断然好み。
ボルドー型で頂くと、口当たりが刺すような形に変化。酸が強く出て、その後をこれまた強いミネラルが追いかけてくるので、口がすぼまる。
これは素直にブルゴーニュグラスかな。
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