ピエルソン・キュヴリエ キュヴェ・ミレジム 2019年(仏シャンパーニュ750ml)

生産者の紹介

ルーヴォワの小さな村に宿る冷涼な個性を伝える、老舗ピエルソン・キュヴェリエ

ピエルソン・キュヴェリエは、1901年創業、モンターニュ・ド・ランスのグラン・クリュ、ルーヴォワに本拠を置く歴史ある生産者である。所有する畑14haのうち、12haが本拠地ルーヴォワにあり、他はブジーやアンボネイ、アイ、ル・メニル・シュール・オジェなど著名なグラン・クリュにも広がる。ルーヴォワはグラン・クリュの中で3番目に小さく、標高の高さと森からの冷気により、ブジー由来の力強さに加え、可憐さと冷涼感を併せ持つ独自の個性を表現する。現当主フランソワ・キュヴリエは「ワインは造り手の情熱と努力の結晶である」との哲学を掲げ、伝統を重んじた丁寧なプレス、ステンレスタンクでの発酵・熟成、長期瓶内熟成を実践。ミレジメは一部バリック熟成を経て60ヶ月以上の瓶内熟成を施し、複雑で重厚な味わいを追求する。テロワールの表現を重視し、過度な介入を避ける姿勢が貫かれたワインは、ルーヴォワの個性を純粋に映し出す希少な存在として高く評価されている。