産地訪問

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ロワール出張報告 ~ミュスカデの現状と、“21世紀のフィラキセラ”と呼ばれるエスカEsca(営業 古川 康子)

2月の月初に、サロン・デ・ヴァン・ド・ロワールへの参加に合わせて、昨年より取扱いを始めました、ミュスカデのダヴィッド・エ・デュヴァレを訪問してきました。 ミュスカデの栽培面積は約6000haで、現在約700軒の栽培家がいるそうです。しかし、生産されるワインは、70%がネゴシアン、30%がドメーヌ詰め。まだまだ大量生産のネゴスワインが多いことがわかります。 ダヴィッド・エ・デュヴァレは、栽培家の4代 […]

シャンパーニュ・グランクリュの格付けが変わる?! -出張報告-(営業 池田 賢二)

こんにちは、営業の池田です。 現在フィラディスではグランクリュ・シャンパーニュにフォーカスした新しい生産者の発掘に 力を入れており、毎年複数回現地に赴き、数多くの生産者を訪問しています。今回は、昨年末の訪問で知ることのできたシャンパーニュの最新事情について幾つかお話したいと思います。 グランクリュの最新格付け シャンパーニュの格付け「エシェル・デ・クリュ」は、1919年に初めて導入され、当時は12 […]

アメリカ出張報告 ~コストパフォーマンスに優れたカベルネを探してワシントン州へ (営業 加藤 武)

昨年のアメリカ出張では良質なカベルネ・ソーヴィニヨンを探しにカリフォルニアのナパ・ヴァレーを訪れた結果、その価格の高さに撃沈されそうになりながらも、ナパらしさを十分に備えながら価格を抑えたバーロウや、セントラルコーストのテート・ドック等を見つける事が出来、皆さまにご紹介して参りました。 カリフォルニアだけでみれば十分にコストパフォーマンスに優れたワインを見つけられたかなと思っておりますが、カリフォ […]

シャンパーニュ出張報告 ~収量規定を超える?!シャンパーニュの収量実態 (営業 田中 琴音)

シャンパーニュの収量 シャンパーニュの収量が他の産地に比べると非常に多いことをご存じでしょうか? 先日シャンパーニュ委員会が発表した2014年の収量規定は、1ヘクタールあたり10,500kgです。ブドウ果の重量(キロ単位)でブドウが取引されるシャンパーニュでは当然なのでしょうが、キロ単位で規定値を出されても比較がしにくいため、分かりやすくヘクトリットルに換算してお話を進めたいと思います。 4,00 […]

世界有数のシャンパン消費国としてのイタリア (営業 西崎 隆太)

7月5日付けの日本経済新聞で、世界のスパークリング・ワイン市場でイタリア産のプロセッコがシャンパーニュを超えて1位になったと報じられていました。それほど世界的に人気が高まりつつあるイタリアの代表的なスパークリング・ワインですが、3月のイタリア出張(ヴィニタリー訪問のため)の際に食事をしたリストランテで意外な出来事に遭遇しました。 まず種類豊富なシャンパンのリストに圧倒されました。大手メゾンだけでな […]

スペイン出張報告 ~スペインでカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネを探す (営業 戸谷 良子)

  皆さんこんにちは。スペイン担当の戸谷です。 3月31日から4月3日まで、スペイン・バルセロナで隔年開催されている展示会Alimentariaに行ってきました。今回の目的は、スペインワインの魅力をより多くの方に知っていただくために、まずは手に取っていただきやすい美味しいカベルネ・ソーヴィニヨンとシャルドネを探すことでした。   【スペインワインの魅力を知ってもらうために 】  […]

ブルゴーニュ出張報告 ~若手の躍進と、見直すべき一級畑の魅力 (営業 曽束 仁寿)

3月の中旬に、2年に一度開催されるブルゴーニュ・ワインの大試飲会「Grands Jours de Bourgogne 2014」に参加してきました。この試飲会は、北はシャブリから南はコート・シャロネーズまでをカバーする大規模な試飲会で、アペラシオン毎に試飲会場が集約され、直接生産者がブースに立つ大変魅力的な試飲会です。 2012年ヴィンテージと天候への不安 今回試飲したヴィンテージは、2012年と […]

理想のプロヴァンスを求めて (営業 池松 絢子)

2年に1度開かれるローヌ、プロヴァンス、ラングドック、ルーションなど南仏のワインが一堂に集まる展示会“Vinisud”への参加する為、2月の末にフランス随一の学園都市モンペリエに行ってきました。出展者が1,200を超える想像以上に大きな展示会で、世界中から多くのバイヤーが集まっており、南仏ワインへの需要の高さを感じることができました。 今回私たちが探して来たのは、プロヴァンスです! 他の産地には目 […]

イタリア最新情報 ~待ち遠しいグレイト・ヴィンテージの初入荷とアドベンチャーの始まり (営業 青山 マルコ)

2 月下旬、ブルネッロ新ヴィンテージのお披露目試飲会であるBenvenuto Brunelloに参加し、また合わせてピエモンテを訪問して来ました。そこで入手した最新情報をお届けしたいと思います。 バローロ まず、今年日本に入荷予定のバローロ 2010 ヴィンテージですが、2001 年、2004 年に匹敵するグレイト・ヴィンテージだということは間違いないようです。収穫時期が比較的遅かった2010年で […]

ヴァン・ジョーヌ、サヴニエールの真価に触れ、思うこと (営業 古川 康子)

みなさんは普段レストランで、どんなワインをどのようにお料理に合わせられますか?多くのフレンチレストランのワインリストは、シャンパーニュ、ボルドー、ブルゴーニュの3大地方が大部分を占めており、他の地方があっても、どうせボトルを頼むなら、ブルゴ-ニュのシャルドネ、ボルドーもしくはブルゴーニュの赤といったところでしょうか。 2月初旬、ジュラとロワールに行ってきました。そこで出逢えたワインについては、いず […]