世紀を代表するカリフォルニア最高峰の醸造家による、まさに究極のワイナリー。
オーナーのデイヴィッド・ダンフィは、ナパ・ヴァレーでワインを造るという30年来の夢をかなえるべく2004年にこのワイナリーを設立、ふたつのワインを生みだした。ひとつは、ブラック・コルドン。少ない生産量の中から更に厳選した別次元のキャラクターを持つプレミアムワインを目指したこのワインは、既にワイン・アドヴォケイトで「傑出したカベルネ」と称えられている。そしてもうひとつがシックスティーン・バイ・トゥエンティ。このユニークな名前は油絵で最も一般的なキャンバスのサイズに由来する。16x20という寸法が、画家にとって完璧なバランスを絵画にもたらすことから、彼ら自身をアーティストになぞらえ、このワインにおいて何より重要視しているのが『バランス』であることを、その名とラベルで表現したのだ。ブラック・コルドンと同じ畑・同じ醸造方法から生まれるこの作品は、その確かなルーツ、キャラクター、クオリティ、複雑さを持つ「価格以上の価値があるバランスに優れたワイン」を目標としている。わずか15ケースのという極少量生産でのスタートだったが、瞬く間にその評判は広がり、今や入手困難なナパ・カベルネの名作のひとつに数えられる。本拠地となる所有畑はオーク・ノルとマウント・ヴィーダーの間にあり、加えてハウエル・マウンテン、クームズヴィル、ヨントヴィルにも畑を持つ。これらの畑を選んだのは、カベルネに最適なミクロクリマを誇るA.V.A.だからというだけではない。複雑かつ多層的なワインを実現するためには、複数のA.V.A.、それも山の斜面から谷床の平野部まで様々な海抜の畑のブドウをブレンドすることが重要だったからだ。それぞれの畑が表現するナパ・ヴァレーの多様な魅力を理想的なバランスで贅沢にも1本のワインに内包する…それには上質で健全なブドウを得ることが不可欠だ。ポール・ホブス直伝のブドウ栽培ではサイステイナブル・アグリカルチャーを採用。区画どころかブドウの樹1本1本の個性についても語ることが出来るというレベルで、入念な手作業にて畑仕事は行われる。
造面でシックスティーン・バイ・トゥエンティにおける『バランス』のフィロソフィを色濃く反映するのは、バリックへのこだわりといえるだろう。フランスでも信頼できる産地から更に厳選したオークを原料とし、製造から焼き入れまで複数のフランスのトップメーカーに特注したバリックのみを使用しているが、各バリックが持つ独自のキャラクターを分析し、それぞれの畑に合ったものを選ぶことで、ワインが理想的に熟成できる環境を整えている。新樽率は78%にも及ぶが、オークが主張しすぎることないバランスがワインの中に感じられる。クオリティを第一に考えて最終的なセレクションとブレンドが行われるため、畑の比率は毎年変わるが、多層的で複雑な味わいの中には常にナパのカベルネの魅力が凝縮されている。この驚くべきクオリティを、現実的な価格で世に送り出した情熱には脱帽するより他ない。
≪ひとりのワイン職人の頭の中を覗く一問一答インタビュー!≫
『ワイン職人に聞く、10の質問』
シックスティーン・バイ・トゥウェンティのオーナー・醸造家デイヴィッド・ダンフィさん
Q1:ワイン造りを一生の仕事にしよう、と決意したきっかけは何ですか?
⇒(注)残念ながらこの質問には回答がありませんでした。是非聞きたい!と再リクエストしたので、回答を戴き次第、ワインのページにアップ致しますね。
Q2:これまでワインを造ってきて、一番嬉しかった瞬間は?
⇒我々は区画・品種ごとに120ものキュヴェに分けて醸造を行っているのだが、それをブレンドしてボトリングするときだね。その年に積み重ねてきた努力や工夫の成果が、素晴らしく美味しいワインと言う形になって現れる。ドラマティックな驚きに出会う瞬間もあって…本当に最高の歓びだよ。
Q3:その反対に、一番辛い(辛かった)ときは?
⇒「辛い」というか「非常に難しいこと」なのだが、『シックスティーン・バイ・トゥウェンティ』に関わる全ての人、ワイナリーのスタッフや資材のサプライヤーに至るまで、自分の目指す高い理想とヴィジョン、そしてあらゆる製造工程において細かい部分に神経を使うことの必要性を理解してもらうことだ。
Q4:ワイン造りで最も「決め手になる」のは、どの工程だと思いますか?
⇒これは何の迷いも疑いも無く断言できるが、良質なブドウを収穫できるよう畑で最善の仕事をすることに尽きる。良いブドウからしか良いワインは絶対に生まれない、そこに予期せぬ偶然・幸運なんていうものは存在しないんだ。
Q5:あなたにとっての「理想のワイン」とは?
⇒ワインにおいて最も大切なものはいつも「バランス」に始まると思う。あらゆる要素が、どこも過剰にはみ出ることなく調和しているワイン。そして、そのワインならではの個性、深み、複雑性、そして安定感。あともう1杯…と手が出るようなワインが、理想のワインだね。
Q6:今までに飲んだ中で最高のワインを1本だけ選ぶとしたら?
⇒自分にとってのベストワインはいつも「次に飲む、初めての1本」だよ。そのワインはいつだって僕の興味と好奇心を惹いてやまないし、家族や友人とそのワインを開けて飲むという特別な時間が待っているわけだから!
Q7:自分のワインと料理、これまでに一番マリアージュしたと思った組み合わせを教えてください。
⇒本当に良いワインは、我々の想像をはるかに超えて多様な料理に合わせられるものだ、というのが僕の持論。おいしいワインとおいしい料理は、こちらがペアリングを見つけようとしなくても、自然と互いにおいしさを引き出し合ってくれるものだと思う。
Q8:もしあなたが他の国・地域でワインを造れるとしたら、どこで造ってみたいですか?
⇒もしチャンスがもらえるのならば、やっぱりブルゴーニュまたはニュージーランドでピノ・ノワールのワインを造ってみたいね!
Q9:あなたの「ワイン造り哲学」を、一言で表現してください。
⇒ブドウの栽培から最後の瓶詰めに至るまで、全ての段階においてどれだけ細部に注意を払えたか…それがすべてを決定する。偉大なワインに到達するためには、自分のできうる全てのことを的確にやらなくてはならないんだ。
Q10:最後に…日本にいるあなたのワインのファンに、メッセージを!
⇒日本のワインラヴァーの皆さんが、世界数多の産地・生産者の中から僕みたいに小さな生産者のワインを選んでくれることを本当に誇りに思うよ。僕の「世界のどこにもない、ユニークでおいしいワインを造りたい」という目標に向かう時、皆さんがいつもエネルギーを、情熱を与えてくれるんだ。僕は、僕のワインを選んでくれる大切な人たちを、絶対にがっかりさせたりしない!
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シックスティーン・バイ・トゥエンティ シャルドネ・ソノマ・コースト (USAカリフォルニア産白750ml)
骨格がしっかり目で、深みも程良くある。酸味も嫌味なく感じられる。
赤同様に万人受けする白ワイン。ストーリー性も万人受けし易い。
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・ポールホッブスと言えば、オーパスワンの初代醸造長として有名だが、実はシャルドネもかなりのレベルだと思っている。
かなり前だが、当時の新進気鋭の造り手パオレッティとポールホッブスのシャルドネ比較テイスティングがあり、最初パオレッティの方が安いけど香りも味も良いなぁと思っていたところ、1時間ぐらい経ってポールホッブスが劇的に良くなり、パオレッティを追い越したという記憶があります。そんな訳で、ポールホッブスは開くのに時間がかかるかもしれません。
・初日は色をあまり意識していませんでしたが、翌日は濃くなったような感じで濃いゴールデン。上部は光沢があり透明できれいですが、最後の方は濁りがあります。無清澄・ノンフィルターということでしょうか?
・香りは最初から開いており、カリシャルらしい南国フルーツ(パパイヤやパイナップル)の果実香。それに過熟の柿とか甘酸っぱい杏のような香り。この辺の香りはNZにも見られ、新世界共通かも? 時間が経つと、過熟の柿は収まってきて落ち着いた品の良い香りになります。
・味は若いカリシャルらしい硬い味わいで、ミネラルが強く尖りがあります。カリシャルに良く感じられる硬水系の味を感じます。
・相性では、天婦羅と焼鳥ではやや天婦羅に分があり、焼鳥では鶏皮が一番合い、次がボンジリかと。刺身ではホタテとイカが合い、複数のイカの中でも特に甲イカの刺身が一番合う感じ。(胴体と足では、胴体の方がテクスチャが合うイメージ)
新じゃが明太子マヨネーズはイマイチの感じ。
・翌日には、香りのパワーは落ちたが、その分エレガントさ(仏ぽさ)が出て複雑さも増した気がします。
味わいも、未だ硬さはあるものの、少し甘味も出てきてふくよかで旨味が増した感じ。
・やはり、ポールホッブスのシャルドネはレベルが高く、真価を発揮するには時間がかかります。とは言え、葡萄の質が違うのか、以前の方がレベルが高かったようなイメージを持っています。
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開封して瓶口の匂いを嗅いでみた
いい匂いの樽香が漂ってた
粘性 薄め
甘味 あり
塩味 あり
渋味 なし
酸味 あり
苦味 あり
このような印象のバランスだった
飲みやすく 美味しかった
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※夏季はワインの品質を保つため、全便クール便となります。キャンペーン等の特例を除き、全ての配送でクール便料金を申し受けます。期間は6月上旬~9月末を目安としておりますが気温状況などにより多少前後致します。ご了承の上でご注文をお願い致します。
※一部離島へのお届けで追加料金を申し受ける場合がございます。ご注文後、当店よりご連絡を差し上げます。
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Miho Kawakami
公式サイト: MIHO KAWAKAMI 川上ミホ
料理家。中目黒「5-quinto」オーナーシェフ/ソムリエ。2006年に日本ソムリエ協会認定ソムリエ資格取得、
2008年にイタリアにてイタリアオリーブオイルソムリエ資格取得。ワインバーやレストランでのソムリエ、
料理人を経て独立。書籍、雑誌などメディアでのフードスタイリング、企業の商品開発、
レストランプロデュースなど活動は多岐に渡る。
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公式サイト: CONDIMENT inc.
素材の持ち味を生かしたオリジナリティあふれる家庭料理と、器のスタイリングが評判の料理家・フードスタイリスト。
2歳の娘と夫の3人暮らし。『STORY』連載「私の『いつもの料理』はまだまだ伸びしろがある!」ではレシピを提案。
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