【生産者について】
ロバート・パーカーがドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティやルロワなどと並ぶ最高評価5つ星をつけるドメーヌ・レシュノー。2002年ヴィンテージにおいてクロ・ド・ラ・ロッシュがワイン・アドヴォケイト100点を獲得したことで一躍有名になりました。そこからトップドメーヌとしての地位を確立し、最高評価を受けるワイナリーへと成長しています。

原則的に100%除梗をするスタイルでブドウ本来のピュアさを楽しめる、果実味豊かなワインに仕上げています。若いうちから楽しめる心地よさがレシュノーのワインの魅力です。そんなますます注目が高まるドメーヌ・レシュノーの程よく寝かせた2019年ヴィンテージがまとめて入荷しています。

≪ソムリエによるテイスティングコメント≫：
オートは「上」という意味で、コート・ド・ニュイの標高の高い場所を意味します。一般的なブルゴーニュ・ルージュの少し標高が高いもの、とシンプルにとらえるとわかりやすいです。とはいってもあくまでコート・ド・ニュイではあるので、ブルゴーニュ・ルージュとのこの価格差を考えるととてもお得だと思います。この地域は標高が高く冷涼な地域なので、昔は引き締まった酸味があるものの香りに乏しい地域といわれていたんですが、最近は気候変動によって大きく変わっている注目の地域です。
外観は鮮やかなルビー色です。香りも清涼感のある少しハーブのようなニュアンスも持ち合わせながら、クランベリー、キイチゴのような瑞々しい果実を感じます。ほのかにルバーブのようなお野菜の風味もあります。あとは樹皮やシナモンのような木質っぽさもあります。全体として非常に爽やかな赤ワインだという印象です。

味わいの第一印象は引き締まった、スレンダーなピノ・ノワールだという印象です。活き活きとしたフレッシュな酸と、グリップを感じるようなタンニンが存在します。とてものびやかでストレートなピノ・ノワールになっています。

井黒卓
(2020全日本最優秀ソムリエ、ロオジエシェフソムリエ)

≪おすすめの抜栓時間≫：
抜栓後すぐに楽しんでいただけます。

≪おすすめの温度設定≫：
温度は14-16度くらいの冷やした温度で飲んだほうが、活き活きとした果実感を楽しめると思います。

≪おすすめのワイングラス形状･サイズ≫：
グラスの形状は、チューリップ系の底が広いタイプでもよいですし、白ワイングラスといわれるような中ぐらいのグラスでも十分楽しめると思います。

≪おすすめのペアリング料理≫：
お料理はカジュアルな料理がおすすめです。例えばピクニックなんかに持って行っても良いピノ・ノワールですね。料理としてはサーモン・ベーグルなんかがおすすめです。パークにスモークサーモンを挟んで、サワークリーム、ケッパーやディルを合わせたりすると最高だと思います。ぜひお試しを！

生産者を知ると、ワインはもっと美味しくなる

Domaine Lecheneaut

ドメーヌ・レシュノー

生産者の概要

ロバート・パーカーがドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティやルロワなどと並ぶ最高評価5つ星をつけるドメーヌ・レシュノー

３つのポイント

転機となったのは、2002年ヴィンテージ。このヴィンテージにおいてクロ・ド・ラ・ロッシュがワイン・アドヴォケイト100点を獲得したことで一躍有名になりました。そこからトップドメーヌとしての地位を確立し、最高評価を受けるワイナリーへと成長しました。
醸造はヴィンテージや区画によって異なる場合もありますが、原則的に100%除梗をするスタイル。ブドウ本来のピュアさを楽しめる、果実味豊かなワインに仕上げています。
新樽比率も高く、これだけの高い新樽率は、彼らのワインの凝縮度に自信があるからに他なりません。

生産者のこだわり

ロバート・パーカーがドメーヌ・ド・ラ・ロマネコンティやルロワなどと並ぶ最高評価5つ星をつけるドメーヌ・レシュノー。意外にも比較的歴史は浅く、父親から畑を引き継いだレシュノー兄弟が986年にドメーヌを創業させ、10ヘクタール近くまで拡大させました。兄のフィリップがブドウの耕作、弟のヴァンサンが醸造を担当しています。

転機となったのは、2002年ヴィンテージ。このヴィンテージにおいてクロ・ド・ラ・ロッシュがワイン・アドヴォケイト100点を獲得したことで一躍有名になりました。そこからトップドメーヌとしての地位を確立し、最高評価を受けるワイナリーへと成長しました。

醸造はヴィンテージや区画によって異なる場合もありますが、原則的に100%除梗をするスタイル。ブドウ本来のピュアさを楽しめる、果実味豊かなワインに仕上げています。若いうちから楽しめる心地よさがレシュノーのワインの魅力です。また新樽比率も高く、村名ワインで50%ほど。ニュイ・サン・ジョルジュにおいては一級畑レ・ダモードは70%、プリュリエにおいては100%の新樽を用いています。これだけの高い新樽率は、彼らのワインの凝縮度に自信があるからに他なりません。

ちなみにこのレ・ダモードはヴォーヌ・ロマネとの村境に位置する畑で、同一区画にプルミエ・クリュと村名のエリアがあり、2010年までは同一キュヴェの村名ワインとしてリリースしていました。ですが、2011年よりプルミエ・クリュと村名を別キュヴェとしてリリースしています。

ブドウ栽培は事実上のビオロジックですが、認証を得るつもりはまったくないそうです。

ますます注目が高まるドメーヌ・レシュノーをたっぷりとお楽しみください。