≪こんな香り･味わいのワインです≫：
香りの時点から「熱い陽射し」を感じるスタイル。砂糖と煮詰めたブルーベリーやカシスの甘い香り、満開になった薔薇・スミレの力強い香りに圧倒されます。
じゅくじゅくのフルーツ感は味わいの甘さにも直結。抜栓直後は酸がおとなしく控えめ、そのため果実のパワフルな甘みが暴れ踊るようなとにかくド派手なワインに感じますが、時間経過とともに酸の存在感が出てきてバランスが取れるので心配は要りませんよ。

≪このワインとのマリアージュ料理は？≫：
合わせるお料理は、甘い味付けの肉料理全般がお勧めです。僕の一押しはスペアリブのロースト。醤油とお酒、ニンニク＆生姜に蜂蜜…の下味がスタンダードですが、ここは非常に果実の甘さが強いワインとの五味バランスを考慮し、少し酸味を加えたいところ。オレンジマーマレードやアプリコットジャムなど、酸味のあるジャムを蜂蜜の代わりに使ってみてください。ワインとのマリアージュが絶妙にハマります。ちなみに我が家では自家製の梅ジャムを加えたのですが、これがまさにバッチリでした！NHKの番組でこのワインが紹介された際にお薦めされていた牛肉チャーハンもとても良く合いますので、ご飯ものxワインの組み合わせをパエリヤ、リゾットから広げてみたいと思ったら是非ともお試しください。
とにかく料理との合わせ甲斐のあるこのワイン、もしも「これは！」というすごいマリアージュを見つけたら、すぐにワインレビューに投稿してみんなに共有ください！！

≪良い状態で楽しむには、いつ抜栓する？≫：
開けてからの時間経過で甘みがどんどん上がっていくタイプのワインですから、出来れば30分-1時間くらい前には開けておくと良いですね。でも忙しくて事前抜栓を忘れてしまったら、直前の抜栓でもゆっくり飲めば特に問題ないですよ。開け過ばかりの時点から十分においしく飲めますので！
コルクを一旦抜いて外気に触れさせたら再栓して温度調整をしてください。

≪このワインがもっとおいしくなる温度設定≫：
屋内冷暗所での保管からでしたら、冷蔵庫に30-45分又はアイスバケツで3-4分冷やしましょう。濃密な果実味、少し冷やすことで重過ぎない程良いバランスになってきます。セラー保管だったらそのままの温度でも大丈夫。(※冷蔵庫での冷やしをおすすめするのは、アイスバケツの水でラベルがふやけないから。ラベルを剥がして保管するなら、冷蔵庫で冷やしましょう！)

≪おすすめのワイングラス形状･サイズ≫：
口細・卵型のボルドーグラス、丸形でやや口広のブルゴーニュグラスの2種で比較してみましたが、香り・味わいともそれほど大きな差異は無いのでどちらでも美味しく飲めました。グラス選びよりも色々な料理に合わせて試すのが楽しいワインだと思いますので、是非お料理は色々揃えてみてください！