ぼちぼち
レビュー対象商品:【在庫完売致しました】シャトー・レスタージュ・シモン オー・メドック クリュ・ブルジョワ 1996年
投稿日時:2019/11/02 23:40:12
僕はワインの表現において、「枯れた」という言葉を悪い意味だと思っていませんでした。
青々とした葉っぱが枯れて落ちて、それを踏みしめて歩く季節に特有の空気感、それに合ったワインは…と考えてみると、ちょうど朝晩の空気がひんやりし始めて、美味しく感じ出す厚みのある赤ワインが浮かぶ。
フレッシュで尖った感じが、熟成によって角が取れて、丸みを帯びてくる、そのことをポジティブな意味で「枯れた」と言ってもいいと思っていたんですが、プロフェッショナルが紡ぐ言葉に現れる「枯れた」は、どうも違う。
前置きが長くなりましたが、このワインはネガティブな意味で、ピークを超えて枯れた感じが否めない印象を持ちました。
美味しくないわけじゃない。時が経って、角が取れていて、当たりの柔らかさに目を閉じてみたりはするんですが、その後に期待する奥行きが続いてこない。
あぁ、プロが言う枯れているって、こういうことなのかな…と、なんとなく寂しい気持ちになりました。
不味いわけじゃない。でも、奥行き、深み、厚み…そういうものは、残念ながら感じられなかった。
個体差だったらいいんですけどね。
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