生産者の辞典

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Henri Gouges(アンリ・グージュ)

ニュイ・サン・ジョルジュを代表する大御所アンリ・グージュ。ワインの品質は無論のこと、粗悪品が横行していた時代に品質管理の重要性を説き、自社瓶詰めやAOC制定を先導したパイオニア的なドメーヌである。初代アンリ・グージュの残した功績はとてつもなく大きい。   歴史 父から畑を譲り受けたアンリ・グージュは、1920年にドメーヌを設立した。当時は第一次世界 […]

Comte Armand(コント・アルマン)

ポマールのアイコンであるコント・アルマンは、同村で最も誉れ高いClos des Epeneauxを2世紀近くにわたって所有している。 歴史 コント・アルマンはドメーヌ・デ・ゼプノーとしても知られており、その名の由来はドメーヌを象徴するモノポールClos des Epeneauxにある。フランス革命時に教会から没収されたこの畑は18世紀の終わりにニコラ・マレー […]

Georges Roumier(ジョルジュ・ルーミエ)

ブルゴーニュで最も人気の高いドメーヌと言っても過言ではないジョルジュ・ルーミエ。クライヴ・コーツMWはかつて「シャンボールにおける最上のソースはドメーヌ・ジョルジュ・ルーミエ。ここはコート・ドールで最も自社瓶詰めの歴史が長いドメーヌのうちの一つであり、ブルゴーニュの中でも最上のうちの一つ」と評した。世界中のワインラヴァーたちが血眼になって探し求めるルーミエの […]

Roulot(ルーロ)

ムルソーを代表するスタードメーヌで、世界最高峰の白ワインを作る一人。ムルソーにリュー・ディーの概念を持ち込んだパイオニアの一人であり、緻密で繊細なアロマと強烈なミネラルが交錯する味わいの先駆けである。 ルーロが他の生産者と異なるのは、ムルソーのポテンシャルを一切失うことなく「重さ」を「ピュアさ」に変えたことだろう。ルーロが与えた影響は大きく、今では様々なドメ […]

Ponsot(ポンソ)

モレ・サン・ドニの大御所であるポンソは、フラッグシップのClos de la Rocheに加え、Clos des Monts Luisantsというアリゴテ100%のユニークな1erを持つ。実はポンソのClos de la Rocheには、現在世に出回る多くの優れたピノのクローンの母木が植わっている。クローン選抜のパイオニアでもあるポンソ家がこれらの苗木を世 […]

Perrot Minot(ペロ・ミノ)

ペロ・ミノはモレ・サン・ドニで五本の指に入るトップ・ドメーヌ。知名度としてはPonsotやDujacに一歩及ばないものの、コート・ド・ニュイにおいて外すことのできない生産者の一人としての地位を確立している。一方で、飲み手の中にはペロ・ミノ=モレ・サン・ドニの生産者という認識があまりないという声もある。これはジュヴレの特級を数多く手がけていることや、シャンボー […]

Meo Camuzet(メオ・カミュゼ)

メオ・カミュゼはブルゴーニュを代表するワイナリーの一つで、強豪ひしめくヴォーヌ・ロマネにおいても絶大な人気を誇る。アンリ・ジャイエ直系の弟子であり、リシュブールやクロ・パラントゥからコート・ドール最上のワインのひとつを生み出す。   歴史 ドメーヌの創業者エティエンヌ・カミュゼは、コート・ドール県の代議士を務める政治家で人生のほとんどをパリで過ごし […]

Hubert Lamy (ユベール・ラミー)

ユベール・ラミーはサン・トーバンの初のスター・ドメーヌである。一昔前までサン・トーバンといえば、ピュリニーとシャサーニュの裏に隠れた目立たない存在で、ブルゴーニュで最も過小評価された不遇な村であった。しかし、かつて薄かったその存在感は、現在ブルゴーニュの秘宝と言われるまでになった。 このパラダイムシフトの要因には、地球温暖化が進む昨今において、全体的に畑の標 […]

Denis Mortet(ドニ・モルテ)

アンリ・ジャイエからワイン造りを教わったジュヴレ・シャンベルタンの象徴的なドメーヌ。ロバート・パーカーに「ジュヴレ・シャンベルタンのスターになり得る 」と絶賛され、実際にジュヴレで五指に入るほどの名声を築き上げた。わずか一代でそれを成し遂げたのがドニ・モルテである。   歴史 モルテ家のワイン造りの歴史は1956年にシャルル・モルテが1haの畑を購 […]

Comtes Lafon(コント・ラフォン)

コント・ラフォンはムルソーのアイコンである。ジャスパー・モリスの名著インサイダー・バーガンディーにおいてラフォンの白ワインは「ブルゴーニュで最上」と称されている。ブルゴーニュ愛好家には説明不要なワイナリーだが、ムルソー1級畑のテロワールを深く知りたいのであればラフォンよりも優れたお手本はないだろう。   歴史 ドメーヌのルーツは1869年、ムルソー […]

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