ブルゴーニュ

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Yarra Valley(ヤラ・バレー)

ビクトリア州の州都メルボルンの北東に位置するヤラ・バレーは、「暑くて乾燥したシラーの産地」というオーストラリアのイメージとは全く異なり、極めて冷涼な産地である。エレガントで複雑なピノ・ノワールとシャルドネを生むヤラ・バレーでは、世界中から多くの愛好家が訪れてくるため、ワイナリー観光も重要な産業となっている。 ブドウが初めて植えられたのは1838年で、そこから […]

Walker Bay(ウォーカーベイ)

南アフリカのワイン産地といえば、ステレンボッシュを真っ先に思い浮かべる人は多いと思うが、ブルゴーニュ好きならば絶対に抑えておかなければならないエリアがある。ケープタウンから南に95km下った沿岸に位置するウォーカーベイだ。冷涼な海洋性気候の影響を非常に強く受けるこの地は、南アフリカで最も冷涼なエリアの一つとされている。そのためピノ・ノワールやシャルドネ、ソー […]

Priorat(プリオラート)

スペイン北東部カタルーニャ州といえば、国際的な観光都市であるバルセロナが有名だ。そのバルセロナから海岸沿いに南に100kmほど下るとタラゴナという町が見えてくる。この町から少し内陸に位置するプリオラートは、規模こそ小さいものの極めてダイナミックな産地である。この地が生む力強いフルボディの赤ワインは、過去数十年にわたって高級ワインとしての名声をほしいままにして […]

Baden(バーデン)

バーデンは13あるドイツの産地の中で最も南に位置するエリアである。EUによるブドウ畑の気候分類では、バーデンを除く全てのドイツ産地が最も冷涼なZone Aに分類されている一方で、バーデンだけはワンランク温暖なZone Bとなっている。この温暖なバーデンはフランスとの国境であるライン川沿いにアルザスと向かい合う形で広がっており、ドイツで最も縦長な産地として知ら […]

Casablanca Valley(カサブランカ・バレー)

チリには主要なワイン産地が4つあり、太平洋とアンデス山脈に挟まれるようにして南北に細長く伸びている。北から二番目に位置するアコンカグアには3つのサブリージョンがある。中でもとりわけ有名なのが、首都サンティエゴから北西100kmに位置するカサブランカ・バレーである。海岸沿いの冷涼な産地で、高品質なソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールが広く知られて […]

Mosel(モーゼル)

 13あるドイツのワイン産地の中で最も有名なエリアといえば、モーゼルを置いて他にないだろう。  フランスのヴォージュ山脈から流れるモーゼル川はドイツ西端にあるこの地でダイナミックに蛇行し、ブドウ畑は川沿いの斜面にへばりつくように広がっている。斜面の向きや角度などがそれぞれ微妙に異なるため、隣り合った畑であってもその個性は一つとして同じものはなく、その差はブル […]

Agrapart et Fils(アグラパール・エ・フィス)

「私は、土壌に対する姿勢はブルゴーニュ的だが、ワインづくりにおいてはきわめてシャンパーニュ的だ」 コート・デ・ブランのレコルタン・マニュピュラン(RM)生産者の大御所、アグラパールの当主のパスカル・アグラパールは語る。 グラン・クリュ アヴィズ村に本拠地を置くアグラパールはコート・デ・ブランのテロワールを知り尽くした、シャルドネの天才的な表現者でありRMブー […]

Henriot(アンリオ)

Henriot HP 200年続く家族経営のシャンパン・メゾン。それがアンリオだ。 フィロキセラや世界大戦の被害を受けながらもアンリオの一族がブランドを絶やさず継承し続けており、シャンパーニュの中ではとても珍しい存在である。 1990年代には大手メゾンであるブルゴーニュのブシャール・エ・フィス、シャブリのウィリアム・フェーブルなどを傘下にし、これを機に2つの […]

Bollinger(ボランジェ)

Bollinge HP ボランジェは設立当初から現在まで家族経営の非常に珍しいシャンパーニュ・メゾンである。 他にもシャンパーニュのアヤラ、ブルゴーニュのメゾン・シャンソン、ロワールのラングロワ・シャトー、コニャックのデラマンを所有している。 主にグランクリュとプルミエクリュから成る178haもの自社畑を所有し、生産に必要な約60%を賄っている。 木樽での発 […]

Fleury(フルーリー)

Fleury HP シャンパーニュの最南端、土壌もブルゴーニュに近い土地でフルーリーはシャンパンを造っている。 フルーリーといえばビオディナミ、と言っても過言ではないくらいシャンパーニュ地方の作り手の中で確固たる地位を築いている。 味わいは柔らかく、適度な酸がありながらもどこか温かみがあるスタイル。 かといってボリュームが出すぎることもなく、その秀逸なバラン […]

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