グルナッシュ

Paso Robles(パソ・ロブレス)

カリフォルニアのワイン産地というと、どうしてもナパやソノマのあるノースコーストに目が向きがちだが、南にあるセントラル・コーストを見逃してはならない。サンフランシスコからサンタ・バーバラまで太平洋沿岸を約280kmに渡って南北に広がるこのエリアは、内陸部も約100kmカバーする横幅がある。産地を北から順に見ていくと、サンフランシスコ湾周辺のリヴァモアやサンタ・ […]

Roussillon(ルーション)

ルーションはフランスの最南端にあるワイン産地で、スペインとの国境にそびえるピレネー山脈と地中海の間に位置する。ピレネー山脈に大きく影響を受けており、多くの畑がこうした山の麓や斜面に見られる。約70%の畑がAOCに認定されており、ラングドックのような大量生産ワインに向く広大な平野や海岸沿いの平地といったエリアは存在しない。 ルーションの生産の約1/4はヴァン・ […]

Provence(プロヴァンス)

プロヴァンスはフランス最南東にあるワイン産地で、温暖な地中海気候が生む高品質なロゼワインで知られている。主にグルナッシュとサンソーのブレンドからなるプロヴァンスのスタイルは今や世界中がこぞって真似をしている。生産量で見ると、プロヴァンスのAOCワインの約90%がロゼで占められているが、これはなんとフランス全体のAOCロゼワインの約40%にも相当する。 ロゼ以 […]

McLaren Vale(マクラーレン・ヴェイル)

マクラーレン・ヴェイルは、サウス・オーストラリア州の州都アデレードの南約35kmに位置し、海に突き出たフルリオ半島の北西にあるワイン産地。フルリオ半島一帯で最も重要な産地であり、オーストラリアでも五本の指に入る屈指の銘醸地である。幅広いブドウ品種がこの地で成功を収めており、最上のワインはしばしば高樹齢のブドウから作られ、中には樹齢100年を超すものもある。 […]

Swartland(スワートランド)

スワートランドは南アフリカにある広大なワイン産地で、州都ケープタウンから65km北に位置している。オランダ語で「黒い土地」を意味するスワートランドは、雨後に黒くなる南アフリカ固有の植物にちなんで名付けられたという。元来この地は麦の生産地であったが、1990年代後半から人の手を介さないワイン造りをする生産者たちが注目し、スワートランドの人気に火がついた。注目す […]

Priorat(プリオラート)

スペイン北東部カタルーニャ州といえば、国際的な観光都市であるバルセロナが有名だ。そのバルセロナから海岸沿いに南に100kmほど下るとタラゴナという町が見えてくる。この町から少し内陸に位置するプリオラートは、規模こそ小さいものの極めてダイナミックな産地である。この地が生む力強いフルボディの赤ワインは、過去数十年にわたって高級ワインとしての名声をほしいままにして […]

Barossa Valley(バロッサ・バレー)

カリフォルニア州はアメリカにおけるワイン産業の中心地であるが、オーストラリアのそれはサウス・オーストラリア州と言っても差し支えないだろう。州都アデレードの周辺に広がる著名な畑の数々に加え南部のライムストーンコーストを含むこのエリアは、オーストラリアを代表するワイン産地といえる。サウス・オーストラリア州の中でも特に重要なのがバロッサ・バレーであり、パワフルなシ […]

Rioja(リオハ)

   数あるスペインの産地の中でも品質・知名度ともに最高位にあるのがリオハである。  スペインの中央にマドリードがあるとすると、そこから北東に330kmほど進むと見えてくるこのエリアは、美食の地バスクがその一部を治めているという意外な事実もある。今でこそ世界的な知名度を誇るリオハだが、ワイン産地として発展したきっかけには実はボルドーのネゴシアンが絡 […]

Châteauneuf-du-Pape(シャトーヌフ・デュ・パプ)

「法王のワイン」として知られるシャトーヌフ・デュ・パプは、コート・デュ・ローヌのワインの中でもとりわけ知名度が高い。 フランスで最初のAOC規定のシステムを築いたのも実はシャトーヌフ。 また、フランスのどんなワインと比べても最低アルコール度数(12.5%)が高いという特徴があったのだが、近年の温暖化によって14.5%を下回ることは珍しく、時には16%にも達す […]

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