ボルドー

Pomerol(ポムロール)

■特徴 サンテミリオンと並ぶ右岸の2大優良産地だが、その面積は800haとサンテミリオンの1/4と実に小さい。 これ以上開墾できる畑はなく、もちろん生産できるワインの本数も限られるが世界からの需要は高まり続けている。 ボルドーの銘醸アペラシオンの中では唯一格付けが存在せず、それぞれのシャトーが自分の立ち位置を暗黙の内に理解しているのだそう。 全体的にシャトー […]

Saint-Emilion(サンテミリオン)

■特徴 街並みが文化遺産にも登録される、美しい銘醸地。大陸性気候の影響と2つの河に挟まれているおかげで、冬でも比較的暖かく春の霜も避けることができる。 9つの村から成るこの地域のブドウ耕作面積は5500haと広大で、土壌も多種多様。 それに相まってAOCサン・テミリオン・グラン・クリュ、プルミエ・グランクリュ・クラッセ、グラン・クリュ・クラッセなど名称・呼称 […]

Pessac-Leognan(ぺサック・レオニャン)、Grave(グラーヴ)

■特徴 ぺサック・レオニャンと聞いて思い浮かべるものはなんだろうか。 これといった特徴がぱっと出てくる方は決して多くないと思う。 左岸とひとくくりにされているが、メドックを雄弁に語れるワイン通でもペサック・レオニャンというと口ごもる。 それだけこの土地はよくわからず、ベールに包まれている。 その原因の1つが格付けにあると思う。   1855年、メド […]

Margaux(マルゴー)

■特徴 メドックの4つの行政区名アペラシオンの中で最大面積のマルゴーは、アルサック、ラバルド、カントナック、スーサン、そしてマルゴーの5つの村から成る。 21もの格付けシャトーが存在し、その頂点に君臨するのが村名を冠した1級格付けの女王、シャトー・マルゴー。 1855年 パリ博覧会でのメドック格付けの際、ブラインドテイスティングで唯一満点をたたき出したシャト […]

Saint Julien(サン・ジュリアン)

■特徴  メドックの中では作付面積900haと最もこぢんまりしているのがサン・ジュリアン。 1級格付けシャトーが存在しないため他のメドックの村々と比較するとやや過小評価されている。 しかし1級ではないながらも格付けシャトーは11あり、そのうちの5つが2級。 ブドウ畑の80%を格付けシャトーが占めており、全体的なレベルの高さと安定した品質が魅力。 畑の高低差が […]

Pauillac(ポイヤック)

■特徴 よくメドックの特徴に挙がる、ブラックカラントや杉、タバコといった独特のアロマを強く反映させることから、『メドックの真髄』とも呼ばれる。 ボルドーワインと聞いてポイヤックの味わいのイメージを思い浮かべる人も多いだろう。 1級格付けが3つ、2級~5級までのシャトーが15存在しており85%を格付けシャトーが占める一大優良産地。 メドックの4大アペラシオンの […]

Saint-Estephe(サン・テステフ)

■特徴 6つの村名アペラシオンの中で2番目に大きく、最北に位置する。 格付けされるシャトーは5つしかなく、メドックの4大アペラシオンの中では1番少ない。 ワインのスタイルは濃く、重さがあり土っぽくて、洗練されたスタイルとは正反対でちょっとあか抜けない。 土壌はなんといっても粘土の比率の高さが特徴。またサン・テステフ石灰岩と呼ばれる、左岸では珍しい石灰岩の岩盤 […]

Translate »