チリ

Elqui Valley(エルキ・バレー)

エルキ・バレーはチリの首都サンティアゴの400km北に位置するが、ここは地球上で最も降水量が少ないアタカマ砂漠の最南端(年間降水量100mm以下)にあたる。南緯30度前後というロケーションは、チリ北端のワイン産地を意味するが、一部の造り手は、さらに北のアタカマの中でブドウを栽培しているというから驚きである。 もともとこの地はチリのブランデー、ピスコの生産がほ […]

Patagonia(パタゴニア)

パタゴニア地方は南アメリカ大陸で最も南に位置し、アルゼンチンとチリの両国にまたがる広大な範囲をカバーしている。一般的にワイン産地として語られるパタゴニアはアルゼンチン側のパタゴニア北部にあるリオ・ネグロ(Rio Negro)やネウケン(Neuquen)を指す。パタゴニアと聞けば、ファインワインというよりも恐竜や砂漠のイメージが先行するが、実は高品質なブドウが […]

Aconcagua Valley(アコンカグア・バレー)

アコンカグアはチリに広がる4つのリージョンの内、北から二つ目にあるワイン産地である。ここには重要なサブリージョンが3つあるが、そのうちの一つがアコンカグア・バレーであり、チリを代表する産地として広く知られている。 チリの首都サンティエゴから北100kmほどに位置するアコンカグア・バレーは、暑く乾燥しているため長らくブドウ栽培に適さないとみなされてきた。しかし […]

Maipo Valley(マイポ・バレー)

チリで最も重要なワイン産地はどこか、と聞かれてマイポ・バレーと答える人は少なくないだろう。チリの首都サンティアゴのちょうど南に位置するマイポ・バレーは、リーズナブルでカジュアルというチリのイメージを覆す高品質ワインを生む。しばしば「南アメリカのボルドー」とも言われ、果実味主体のリッチなカベルネ・ソーヴィニヨンが特徴である。   サンティアゴ周辺に初 […]

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