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改めてニコラ・ゴーフロワのブルゴーニュブランは　味わいに厚みがあって、フレッシュ一辺倒でないのが良いです。なによりこちらはブルゴーニュ・ブランながらムルソーの若い樹も使っているのが魅力的です。しかも0.8haのムルソーの区画を使用していると明言していることからもわかる通り、生産者のブルゴーニュ・ブランへの誠実さが感じられます。

・ヴィンテージについて
冷涼な2021年らしい爽やかさを感じられます。2021年はブルゴーニュは赤より白が良い年でした。雨がちだった分、酸がメインな白ブドウのほうが　全体的に引き締まっている、クラシックなヴィンテージです。

・.おすすめの抜栓時間
こちらはぜひすぐに飲んでいただくのもよいですが、もし面倒でなければデカンタに移しても果実のふくよかさが出てよいです。また酸味がしっかりある分、2,3日目でも味わいは落ちづらいです。

5.おすすめの温度設定
冷やし過ぎると酸味が際立ってしまうので、冷やし過ぎないことが重要です。レベルの高いワインなので、温度は10-12℃まであげてもバランスが崩れないです。ブルゴーニュ・ブランであるにもかかわらず非常に広い温度帯に対応できる、ガストロノミックなワインです。

6.おすすめのワイングラス形状･サイズ
通常の大ぶりのブルゴーニュグラスがおすすめ。かしこまるワインでないので、ミディアムなチューリップグラスが良いと思います。

7.おすすめのペアリング料理
肉厚でパワーのあるシャルドネですので私なら「アスパラガスとベーコンのオランデーズソース」に合わせます。オランデーズソースに負けないパワーがあります。またジューシィで香ばしい風味が肉厚なシャルドネと相性が良いので「サーモン・ウェリントン（パイ包焼き）」。あるいは口中に含むと乳製品を思わせるクリーミーな食感は、クリームソースはもちろんグラタンとも相性が良いです。

※包装紙のデザインはイメージです