生産者の紹介
生産者の長い歴史はシャトーの日本語オフィシャルサイトを見て戴くのが一番。⇒https://www.chateau-mouton-rothschild.com/?lang=ja
ですからここはアートラベルを担当した画家についての解説を。
1975年ヴィンテージのラベルを描いたのは…アンディ・ウォーホル(1930年-1987年)
米国フィラデルフィア生まれ。当初は広告イラストレーターとしてデビューし、「平凡なものにオリジナリティを持たせるアート」と彼自身定義するポップアート、同分野におけるリーダー的存在となる。1962年には、代表作のひとつである「コカ・コーラ」ボトルを描いた作品(シルクスクリーンプリント)を発表。続いて缶詰スープ「キャンベル」、トマト製品「ハインツ」をモチーフとして採用。その後も同じ技法で「スター・システム」の有名人ら(マリリン・モンロー、リズ・テイラー、ジャッキー・ケネディ)を描く。大衆の関心を広く集めるトピックを題材として選び、消費社会を嘲弄した。大量生産で制作されたオブジェ。そこに描かれる有名人の表情は、あらゆる雑誌に掲載されてワンパターン化した顔で、そのキャンバスには虚無感が漂う。それ自体が単なるオブジェと化してしまう。いわば象徴的破壊行為の対象として自身の肖像画をも取り上げ、メイクを施し、平面化し、自らをオブジェ化する。アイロニーに満ちた作品である。彼のアトリエは「ザ・ファクトリー(工場)」と命名され、社会のアウトサイダー的若者らが多く集った。アメリカの正直な労働者の、絶対的正直さの、絶対的アンチテーゼ。アンディ・ウォーホルが手掛けた1975年シャトー・ムートンのワインラベルには、彼のいつもの手法で、モデル人物の古風な写真が用いられている。ユーモアと厳格さ、フィリップ男爵の異なる表情が並置されている。
みんなのワインレビュー
シャトー・ムートン・ロスチャイルド(*若干ラベル傷あり) 1975年
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