Margaret River(マーガレット・リバー)

オーストラリア屈指のプレミアムワイン産地

酸の高いエレガントな果実味を持つ極めて洗練されたスタイル

オールドワールドを想起させる味わい

西オーストラリア州の南西の端にあるマーガレット・リバーは、オーストラリアを代表する銘醸地のひとつである。最高級のシャルドネとボルドーブレンド(カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー)を生み出しており、輸出市場においても極めて重要な地位を占めている。歴史を遡ると、1960年代に高品質なワイン産地としてのポテンシャルが見込まれ、初めて商業用のブドウが植樹された。その後1990年代半ば頃から産地の規模と知名度がぐっと上がるようになった。

 

マーガレット・リバーはオーストラリア本土の南西端から突き出した半島のような形をしている。縦長な長方形で南北約100kmにまたがるこのエリアは、3方面を海に囲まれている。北側と西側はインド洋、南側は南極海という具合で、このため海の影響を非常に強く受ける。比較的温暖なインド洋が夜間の急激な気温変化を防いでくれるおかげで、夜が冷える他エリアと比べて日毎のブドウの成熟が長く取れる。これがマーガレット・リバーの典型的なキャラクターである完熟した果実味を生み出す。また、海洋性気候であるため春の霜害がほとんど起こらないのも特徴である。年間の降雨量はオーストラリアの中では比較的多く、しばしば1,000mmを超えるが雨のほとんどは冬に降るためブドウの生育期は比較的乾燥している。

マーガレット・リバーは海岸沿いを南北に尾根が走っており、畑はその東側にある比較的フラットな海抜40-90mあたりに広がっている。この尾根は片麻岩と花崗岩から成り、その上をアルミニウムや鉄分を多く含む赤土が覆っている。また、この尾根は高さこそないものの畑にとっては強い海風を和らげてくれるシェルターの役割を果たしてくれている。

■味わいの特徴

マーガレット・リバーのワインの特徴は、オーストラリアの他エリアに比べてオールドワールド風なスタイルを持っていることだ。ここではカベルネ・ソーヴィニヨンが支配的な品種で、たいていはメルローとブレンドされ完熟したタンニンときれいな酸を持つフルボディのワインを作る。ブラックベリーやブラックカラントにスパイスが香るフレーバーが特徴である。多くがボルドースタイルであり、フレンチオークで熟成させ、一部または全てで新樽が使用される。この地のカベルネ・ソーヴィニヨンは、しばしばオーストラリアで最も洗練されていると称される。

白ブドウではシャルドネ、、セミヨンが重要な品種だ。マーガレット・リバーのシャルドネは酸が高く、フルボディよりのスタイルで凝縮したシトラス&ストーンフルーツのフレーバーが特徴的である。自然な高い酸を維持するために冷涼な年を除いてMLFは避ける傾向にある。フレンチオークを用いた樽発酵と樽熟成が取り入れられ、一部では新樽が使われる。多くの生産者は複雑さとテクスチャ―を向上させるために澱との接触も行う。Leeuwin Estateらを筆頭に、長期熟成ポテンシャルの高いプレミアムなシャルドネが作られており、世界的にも高く評価されている。ソーヴィニヨン・ブランはセミヨンとブレンドされたものが多く、グースベリーからトロピカルフルーツまでの幅広い果実味に芝生や草本植物のフレーバーが混ざり、見事な酸が楽しめる。ほとんどのワインでは果実味を保つためにステンレス発酵が用いられるが、高価格帯のものでは一部または全てで樽発酵を行う場合もある。こうすることでテクスチャ―、ボディそして奥深さがランクアップするためである。

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