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Echezeaux14さんのレビュー一覧

21 ~ 40 件目を表示しています。(全88件)

フレッシュ感とコクが売り(?)のシャンパーニュかと

レビュー対象商品:ティエリー・トリオレ カルト・ノワール・ブリュット N.V.

投稿日時:2022/11/21 19:28:52

やはりフィラディスさんのシャンパーニュは状態が良いですね! (アカデミー・デュ・ヴァンでもシャンパーニュは殆どフィラディスさんから仕入れているようです。)
状態の良さは、香りのフレッシュ感に表れています。青リンゴ等の果実香が心地よく、逆に熟成感を表す蜂蜜香やブリオッシュの香りは殆ど感じられません。
味わいは、かなりノコクと旨味を感じますが、これはドサージュの多さからくるのかもしれません。
但し、前に飲んだ同じ「ティエリー・トリオレ ブラン・ド・ブラン」の方が旨味があったような気がします(前回は全然期待していなかったので驚きと感動があり、今回は期待感があったので、その差かも?)。
料理との相性では、サーモン・クリームチーズとツブ貝入りのサラダではツブ貝の方が合い、貝ワサビはもっと合っていました。テクスチャが貝と合うようです。
翌日は、泡が少し抜けても、味わいがシッカリしているので美味しく飲めます。但し、チョット甘さを感じ、ドサージュの高さが気になります。

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初日は良い感じの熟成を想わせる香りと色合い。でも2日目は ...

レビュー対象商品:シャトー・マッソン ポマール・プルミエ・クリュ レ・ソシーユ 2002年

投稿日時:2022/07/11 18:59:13

・色は縁に綺麗なオレンジが入っていて、良い熟成をしている感じのルビー色。
・トップノートは熟成した妖艶な感じのブーケを感じさせ、洋梨やパパイヤを想わせる果実香もある。
 初日は、まだまだ開きそうな感じを持たせるが、香りの変化は殆どなし。
・味わいは、酸味もタンニンも適度にあり、滑らかさもありながらコクと旨味を感じさせ美味しい。
・2日目は劣化を示すベッコウ飴の香りが出てきて、昨日の感想とは打って変わって今後の熟成は
 期待できないかと。味わいも、酸味が強くなり薄くなった感がある。
・料理との相性では、2日目が酸味が強くなったこともあり、初日のローストビーフとグレイビーソースの方が、ネギトロ・海苔巻きより合う。また、ウニ味のポテトスティックもまずまず合う。
・コルクは普通に一級・特級クラスの長さがあるが、品質はイマイチな気がする。エチケットの紙質も
 イマイチそうで、この辺りにはあまりお金を掛けていない気がする。( ワインの品質には
 直接関係ないので、ワイナリーの経済的余裕や方針の問題かと思うが ... )
・同じシャトー・マッソンの「ボーヌ レ・グレーヴ 2003」と比べると、ワイン自体のパワーか違い、
 未だピークには達せず、まだまだ熟成するかも?と初日は感じましたが、2日目で感想が
 一気に変わり、今がピークで今後の熟成は期待できないかと。
 いずれにしろ、このワインも初日で飲み切った方が良さそうです。
・そんな訳で、初日だけなら★五つですが、二日目も入れると★4つ。

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糖度高過ぎ! 好みによるけどバランスが悪いかと。

レビュー対象商品:ギイ・ヴァッハ リースリング・グラン・クリュ カステルベルク(仏アルザス産白750ml)

投稿日時:2022/05/31 21:57:32

・トップノートは、杏や白桃の果実香がほのかに漂う感じだが、温度が上がっても時間が経っても、
 それ以上開くことがなく最初が一番良かったようなイメージ。
 ぺトロール香は冷やしても温度が上がっても一切感じられない。
・味わいは、アルザスにしてはかなり甘さを感じ、そのぶんコクはあるがミネラルはあまり感じられ
 ない。甘さに隠されミネラルや旨味がマスキングされている感じもする。そして、この甘さは温度が
 上がると尖がりを感じさせる(少し冷やした方が味が閉まっておいしい。)
・料理との相性では、チリソースで食べる生春巻きも合うが、雪松の餃子も同じくらい合う。
 また、牡蠣の潮煮よりもツブ貝の方が合う。食感が良く合う感じである。
・裏ラベルを見ると、残糖が16.5g/Lあるようで、特に2015は糖度が高いそうです。アルコールが14%もあるのに残糖が16.5g/Lもあるとは、収穫時の葡萄の糖度がどれだけあるのか不思議です。
 アルザスって、カリフォルニアやイタリアみたいにそんなに糖度が上がるのでしたっけ?
・2015はグレートヴィンテージとのことですが、好みの問題もあるとは言え、こんなに残糖があっては
 バランスが悪い気がして、私にはグレートヴィンテージとは言えません。
 少なくとも、このワインは温度が上がっても香りが開くわけでもないので、少し冷やして飲むのが
 お薦めです。

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若いのに動物香(なめし革の香り)が支配的!ブレットか?

レビュー対象商品:ピエール・ジラルダン ブルゴーニュ・ルージュ エクラ・ド・カルケール

投稿日時:2022/03/21 17:20:16

・コルクに浸みた香りからそうだったが、トップノートは若いワインにしては珍しいなめし革というか
 動物香の香りが支配的。ブレットの一歩手前という感じで、時折黒系や赤系の果実香も顔を出すが、
 この動物香にブロックされている感じ。(翌日、この香りはかなり減ったので、ブレットではないと
 想われる。)
・味わいは、酸は穏やかながら旨味が少なくタンニンも控え目で薄い感じは否めない。
 そして、飲むのは未だ早いのかもしれないが、アフタに少し苦みを感じ、味わいに尖がりを感じる。
 色の濃さから抽出は強いと想われるが、そのタンニン等の成分が未だ滑らかになっていない感じ。
・翌日は、動物香は減ったが(全体的に香りが落ちた感じ)、味わいは厚味が増した感じ(でも旨味の
 少なさと尖がりはあまり変わらない)。
・料理との相性では、意外にもローストビーフより肉挟み茄子の餡かけの方が合っていた。
 薄い味わいと餡かけが合っている気がする。ローストビーフは和牛とオージーがあったが、
 和牛の方が味がまろやかでワインもまろやかになり合っているが、その差は僅かである。
 ワインにもっと旨味がありまろやかなら、明らかに和牛の方が合うだろう。
・エコに逆行するかのように、ボトルがシャンパーニュ並みに重く太い。コルクも、最近飲んだ中では
 ドメーヌ・デュロシェやベルトー・ジェルべより長い。
 このあたりに金をかけているようだが、それを反映してなのか強気の価格である。
 父親のヴァンサン・ジラルダンは、安定した品質で比較的リーズナブルな価格が魅力的であったが、
 全く違うスタイルに感じられる。
・1週間後の壜底の雫の香りは、また動物香がより強くなっていて、ブレット説が再浮上。
 フィラディスさんのワインにしては珍しく品質がイマイチなのかも?

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フォン・ロスよりは上だが、フォン・ロス程の感動も価格差程の違いも感じられない!

レビュー対象商品:フランツ・ケラー シュペートブルグンダー・アイヒベルク グローセス・ゲヴェックス(ドイツ バーデン産赤750ml)

投稿日時:2021/12/13 18:35:47

・フォン・ロスの素晴らしさに感動し、上のクラスも試してみたくなり購入しました。 でも、その結果は ...
・色はフォン・ロス同様の淡いルビー色で、昔のブルゴーニュみたいな感じです。でも、光沢や透明度がイマイチの気もします。
・トップノートもフォン・ロス同様の出汁系の香りですが、一段上の複雑性を感じます。そして、時間が経ってもフォン・ロスの ような赤系果実の香りは出でこず、ブルゴーニュ古酒のような熟成感が強いです。
・味わいは、少し甘味も感じ、パワーやスケール感は明らかにフォン・ロスより上ですが、香りも含めて3倍の価格差を考えると、
 それ程の差はないなぁと思ってしまいます。
・マリアージュは、鮪の刺身より鶏レバーの醤油煮の方が合っており、それよりも黒オリーヴマリネの方が合う。
 そして、黒オリーヴは和牛ステーキ(芯々)と同じくらいか、それより合っている気がする。
・翌日は、出汁系の熟成香に黒系と赤系の果実香が出てきて(黒系の方が少し強いか)、よりよい感じになる。味わいは、
 殆ど変わらないが、少し薄くなったような感じもある。最後の方は少し濁りがあり、それに伴いチョット苦味も感じる。
・上のクラスでもそれ程差がないのは、テロワールの差を表現しきれていないのか、ブドウ栽培が上手くいっていないのか、
 レジョナルクラスをテクニックでカバーし過ぎているのか、分からないところですが、この価格差(3倍)では、リピートはないです。
 ★4つですが、コスパで3つに近いか、あるいはフォン・ロスが★5つと言ったところでしょうか。

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熟成香が楽しめるが未だ未だ熟成しそう!

レビュー対象商品:【完売致しました。再入荷の予定はございません。】セリエ・デ・ユルシュリーヌ サヴィニー・レ・ボーヌ 2007年

投稿日時:2021/10/21 14:08:39

・トップノートは少し熟成したブルゴーニュらしい良香り。少し妖艶さもある赤系果実の良い香り(健全さもあり)。色は先週の<シャトー・マッソン ボーヌ1級2003>より良い感じで、色はそれより薄目。
・味は酸味がシッカリあり、少し苦味も感じ飲みごたえはあるが、旨味は少なそう。 でも、シャトー・マッソン ボーヌ2003より味がシッカリしている感じがする。
・料理との相性では、メンチは甘辛ソースとトマトソースではトマトソースの方が合ったが、中トロの刺身の方が合う。でも、一番合ったのはガーリックシュリンプで、このワインの一寸した苦味が合うのかも?
・翌日は、香りがチョット落ちたような感じで妖艶さは全然なく、味わいは前日と同じで酸味と苦味があり、旨味やコクは少な目で殆ど変わらない(本ページの紹介コメントでは、翌日が美味しくなるとのことだが、その兆候は見られない)。
・コルクは、質は別にして結構長い(デュロシェやシャトー・マッソンより長い)。但し、コルクに染みたワインの香りは、断然マッソンの方が良かった。
・澱は殆どなく、僅かに底に沈んでいる程度で、澱による色の濃さや香り・味わいの変化は最後のグラスでもなかったが、料理との相性なのか、最後に苦味が甘味に変わってきた気がする。これが翌日の方が美味しいと言っている変化なのかは不明だが、未だ未だピークではなく、暫らく熟成しそうな気はする。

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フレッシュ感はあるが今がピーク?

レビュー対象商品:【完売致しました。ありがとうございました!】シャトー・マッソン ボーヌ・プルミエ・クリュ レ・グレーヴ 2003年

投稿日時:2021/10/12 12:18:54

・色は縁に一寸オレンジは入っているが、18年経っているとは想えない未だ未だ濃いフレッシュな感じのルビー色。
・トップノートは控えめながら熟成した妖艶な感じのブーケがある。でも、2杯目以降になるとフレッシュな感じの梨の皮の香り(軽いブショネかも?)が強く出てくる。
・味わいは、最初酸味が殆ど感じられず、滑らかであるが水みたいに薄くピーク越えかと思ったが、2杯目以降では酸味が少し出てきて、それに合わせてミネラルやコクも感じられるようになる。
・料理との相性では、牛ステーキ(山葵ポン酢)とも良く合うが、それ以上にオリーヴ&ドライトマトマリネ(成城石井)の黒オリーブやドライチェリートマトの方が合う。
・3日目(2日目は訳あって飲まず)は香りがベッコウ飴のようになっていて完全にピークアウト。戻ってくることもなし。味わいは殆ど変わっていないが ...
・コルクは普通に一級・特級クラスの長さがあり、湿気を含んでいるのか結構重いです。上部はカビが付いていて、下に染みたワインの香りは最初に感じた妖艶な感じがあり、状態は良さそうです。
・保管状態は良さそうですが、ワイン自体のパワーか殆どピークにきていて、今後あまり熟成しない(持たない)気がします。

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旨味はあるけど単純・平板な香り。価格相応にカンポ・ディ・マルツォには及ばないレベルかと。

レビュー対象商品:カンパペーリ ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ(伊トスカーナ州産赤750ml)

投稿日時:2021/05/18 08:51:09

・トップノートは良くある酸味の強そうな安イタリアワインの感じ。その後、30分経っても一向に開かずダンマリを決め込んだような趣き。翌日は樽香風の香りが目立ち、相変わらず果実香はあまり感じられない。
・味わいは、香りの印象とは打って変わって、酸味もタンニンも結構あるものの飲み難くはなく、コクも旨味も結構ある。
 未だ少し早いのか(パワーのある2013ヴィンテージのため?)、滑らかさという点ではイマイチの感じもするが、アルコール度の高さ(14.5%)はそれほど感じず、和食にもそこそこ合いそうな柔らかさを感じる。
・料理との相性では、サーモンの刺身とローストビーフとはどちらも良く合うが、やはりローストビーフの方が合う。サーモンは山葵醤油、ローストビーフはグルービーソースで食べたが、味付けの差ではなく元の素材そのものとの相性と思われる。ワインに旨味とタンニンが結構あるので、肉の方が合うと想われる。
 翌日は、鴨ローストと合わせてみたが、これまた良く合うものの感覚的にはローストビーフの方が合っていた気がする。そして、意外にもアサリの酒蒸しともまぁまぁ合う。やはり、広く料理との相性が良いようだ。
・翌日の味わいは、薄くなった感じでアフターにも少し尖がりが出てきた。但し、旨味はシッカリあり、それが飲み易さに通じているかと。
・セールスポイントは旨味のある柔らかい味わいだと思いますが、同じ造り手の『カンポ・ディ・マルツォ』の方が香りは勿論、味わいも持続性や熟成力で上の気がします。(カンポ・ディ・マルツォは、当初は平凡な香味と思いましたが、1年チョット経って再度開けたら、大化けしていました。)

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ワインの完成度は廉価版ガルナッチャ・ネグラより落ちる。白も赤も上級キュベは発展途上か?

レビュー対象商品:エレンシア・アルテス レステル(スペイン テッラ・アルタ産赤750ml)

投稿日時:2021/05/11 18:11:21

・年末恒例の温泉旅行、谷川温泉の別邸『仙寿庵』に持ち込んで、和食に合わせてみました。(ガルナッチャ・ネグラの繊細な味わいが好印象だったので、その上級キュベも和食に合うと思って持ち込みました。)
・トップノートは、色の濃さのイメージに反してベリーAのような香りで、それに一寸酸味を
 感じさせるブルーベリーぽい果実香があります。アフターにはシラーのようなローヌぽい
 余韻も感じさせます。(後で確認したらシラーも入っているのですね!)
・味わいは、ガルナッチャ・ネグラよりコク・厚味があり滑らかで美味しいです。 ... と
 思っていたら、香りが最初のエレガンス系から濃い系に変わってきて、それに伴い味わいも
 甘味が増す感じで酸とタンニンが尖ってくる感じがします。濃い系のローヌやイタリアの
 ワインぽい感じに変化してきます。和食には合わせ難い味わいになってきました。
・このワイン、抽出が強すぎるのか、ガルナッチャ・ネグラでは適度だったのが、葡萄の
 凝縮度が上がって適した醸造が行われていないのではと勘ぐってしまいます。
 そういった意味では、このワインは未だ発展途上ではないかと思ってしまいます。
・とは言え、この価格では十分なレベルの香味を持ったワインです。ガルナッチャ・ネグラが
 あまりにもコスパが良かったので、それと比べての評価となります。

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飲むのは未だ早いのか、少し味わいのバランスが悪い気が...

レビュー対象商品:【完売致しました:再入荷予定はございません】シャトー・ラフィット・カルカッセ サン・テステフ・クリュ・ブルジョワ 2012年

投稿日時:2021/03/25 22:51:03

・色は、未だ未だ若々しい少し紫の入ったガーネット。脚が長く粘性は高そう。(Alc.13%)
・トップノートは殆ど香りがなかったが、暫くすると典型的なカベルネぽいスパイシーな香りと
 針葉樹の香り。杉ぽい香りはカリフォルニアのカベルネに良く感じられるが、ブラックベリー
 等の果実香もありボルドーらしさを感じる。ブルーベリー等の香りも出てきて、段々開いて
 きて少し複雑性も感じられるようになる。
・味わいは、酸味が結構強く(それ程尖ってはいないが)、タンニンが控えめな感じがする
 (酸味にブロックされているような感じ)。 そのせいか、少し薄い味わいに感じる。
・料理との相性では、試しに買った揚げ鶏ニンニク醤油(唐揚げではない)とはイマイチで、
 和牛モモステーキには良く合う。山葵醤油で食べるよりステーキソースの方が合う。
・翌日は香りに殆ど変化がなく、味わいは最後に少し酸味が穏やかになって甘味が感じられる
 ようになり、少し厚味が出てきた感はある。
・澱はあまりなく、細かいのがボトル壁にチョット付いている程度。このことからも葡萄の質が
 イマイチなのか、フィルターのかけ過ぎのような気がする。
・他の方のコメントは皆酷評ですが、コスパは良いとは言えないまでも、それ程悪いとは思えません。

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ノンヴィンとは、香りは大差ないが味わいのスケールが全然違う感じ!

レビュー対象商品:ブリュン・セルヴネイ キュヴェ・シャルドネ ヴィエイユ・ヴィーニュ グラン・クリュ 2012年(仏シャンパーニュ750ml)

投稿日時:2021/03/21 18:08:31

・色は綺麗な濃い目のゴールデンで、泡は肌理細かく、その割には結構勢いもあります。
・トップノートは蜂蜜レモンの香りというか、それにリキュールを混ぜたような香り。
・味わいは、グレートヴィンテージらしく、シッカリした酸にコクと幾らかの甘味を感じます。
 余韻も長くミネラルも豊富そうです。 以前飲んだノンヴィンのブランドブランとは
 全然葡萄の質が違う感じがします。
・料理との相性では、アボカドもスモークサーモンも合いますが、煮貝(アワビ)が
 1番合います。漬け汁が良く合うようでこれに漬けた胡瓜も合います。
・翌日、泡が抜けてくると、味わいは変わらないが香りはより蜂蜜香が強くなり単調な感じで、
 複雑性や変化が少なく地味深さには欠けるかと。

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香味は全然違うが、ラスカーズを彷彿させるエチケット

レビュー対象商品:シャトー・ド・リオンヌ グラーヴ 2015年

投稿日時:2021/03/18 14:42:31

・トップノートは酸味の利いた乳酸菌飲料系の香りで、果実で言うとカシスというよりアンズ。黒系は殆ど感じられない。
 開けて30分を過ぎると、香りに深みが出てきてカベルネらしい香りが出てくる。それでも、黒系の果実香は
 あまり感じられず、ボルドーらしからぬ香り。
・味は、「ソムリエのワイン解説」とは違う印象で、酸味が結構あるもののタンニンは控えめな気がする。
 でも、ヴィンテージの恩恵かコクはそれなりにある感じ。翌日には酸味が滑らかになってまずまずの味わい。
・料理との相性では、ドライトマトとオリーブのマリネ(成城石井)と良く合う。特にブラックオリーブとの相性が抜群。
 麻婆茄子とも相性が良く、ドライトマトと同じくらいか。でも、和牛リブロースステーキと一番相性が良いかと。
 相性ではブラックオリーブと双璧と思う。
・澱も、5年しか経っていないとは言え全然出ておらず、香り同様あまりボルドーらしからぬワイン。

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ラトゥールのサード『ボイヤック』より良いかも?

レビュー対象商品:【完売致しました。再入荷の予定はございません。】シャトー・グレシエ・グラン・プジョー ムーリス・アン・メドック 2009年

投稿日時:2021/01/18 06:51:47

・トップノートは乳酸菌飲料の香りにカシスやブラックベリー(食べたことはないですが...)の黒系の香り。
 この前飲んだラトゥールのボイヤックより良い香りです。翌々日のボイヤック程の複雑性はありませんが、果実風味豊かです。
・味わいは、酸味が強いながらもピュアで、コクと旨味があります。タンニンも滑らかで、ボイヤック程のパワーは
 ありませんが、ヴィンテージの良さを感じさせる濃さ・膨らみがあります。
 但し、翌日はアフターに苦味(エグミ?)が少し出てくるので、1日で飲み切った方が良いと思われます。
・料理との相性では、鮪の中トロ刺身ともブルゴーニュ程ではないにしても、まずまず合っていました。タンニンが穏やかで
 酸味が結構強いので合うのだと思います。でも、砂肝の唐揚げと一番合っていました。
・シャトー・シャス・スプリーンと同じスタッフが造っているようで、シャス・スプリーンもコスパの良いワインですが、
 無名なだけにもっとコスパが良いと思います。

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新世界系のリッチなシャルドネを想わせるスペイン白ワイン

レビュー対象商品:カン・フェイセス シャルドネ (スペイン ペネデス産白ワイン750ml)

投稿日時:2021/01/12 20:53:00

・香りは最初から開いており、カリフォルニア・シャルドネのようなバタークリームを想わせる香り。
 また、パイナップルやマンゴを想わせる南国フルーツの果実香。
・味わいも、コク・旨味がありながら、若いカリシャルみたいな尖がりはなく、既にある程度の滑らかさがあります。
・ペアリングはあまり考えず、鰤しゃぶなので兎に角白ワインということで、手頃なのがなかったので開けましたが、
 脂ののった鰤自体には合わないことはないです。
 そして、ポテトサラダに良く合います。ブリーチーズにも良く合いました。
・翌日は、味わいはそのままの印象ですが、香りは落ちた気がします。 とは言え、リピートありだと思います。
・スペインのシャルドネは、アナヨン以外では初めて飲んだ気がしますが、どのくらい栽培されているのでしょうか? 最近増えているのでしょうか?

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若くしてこの滑らかさは葡萄の質か、控えめな抽出?

レビュー対象商品:フランソワ・ダレン ムルソー テート・ド・キュヴェ(仏ブルゴーニュ産白750ml)

投稿日時:2020/11/25 11:41:35

・色は綺麗な透明度の高いゴールデン。若い割には黄色が強いように思われる。
・トップノートは高級ブル白らしい(白系?)フローラルな香り。時間が経つと、大人し目ながらリキュール香、ジンジャー系の香り、仄かな青リンゴの香り等が出てきて、複雑性を感じさせる。
・味わいは、酸は既に穏やかで、若いワインに良くみられるアフターの尖りは全然ない。但し、旨味、ミネラルが少し足りない感じで、その分薄く感じる。
・料理との相性では、鮑(トコブシ?)の刺身がテクスチュアは1番合っている感じがしますが、マリアージュとしてはアサリの酒蒸しが1番合います。手羽先の唐揚げもまずまず合っていました。
・翌日は、香りも味も落ちず(良くなることもないですが)、相変わらず酸が滑らかで旨味が少し増したような気もします。
 この滑らかさは、葡萄の質なのか造り(特に控えめな抽出)なのか気になるところですが、旨味やミネラルの少なさ(?)を見ると、造りの部分が大きい気がします。

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グレートヴィンテージらしい葡萄の質か?

レビュー対象商品:シャンパーニュ・ドワイヤール キュヴェ・ブラン・ド・ブラン ミレジム・グラン・クリュ 2015年

投稿日時:2020/11/11 08:29:03

・トップノートは還元状態かあまり香りが立たず、ガス圧が弱いのか(抜栓時はかなり押し上げられたが)泡立ちがイマイチ。
 但し、肌理は非常に細かく、1時間経ってもそこそこ泡立ちはあります。
・味わいは非常に滑らかで優しい。コクも旨味もあり、少し甘味を感じます。
・相性は、牡蠣とマッシュルームのクリーム煮が一番合い、次がかき揚げ天、その次が舞茸天とイカ刺し、と言った
 ところでしょうか? また、ブルーチーズとは良く合います。
・香りは、グラスの中で時間が経つと、やや蜂蜜香が出てきて、更に温度か上がるせいか焼き栗の香りも出てきます。
・翌日も香り(蜂蜜ぽい熟成した香り)とコクのある味わいは健在で、ノンヴィンの翌日の時に感じた味わいとは
 明らかに違い、葡萄の質が違いそうです。
・甘味があるので、ドサージュが多いのかと想いましたが、0.6g/Lと非常に少なく、翌日には甘さは感じられませんでした。
・この葡萄の質の違いは、グラン・クリュとプルミエ・クリュの畑の違いだけなのか、ヴィンテージによる違いが
 どのくらいあるのか、気になるところです。

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マルサネとは想えない逸品!=私見ですが、良くも悪くもマルサネの印象が変わります=

レビュー対象商品:ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ マルサネ・エシェゾー 2020年(仏ブルゴーニュ産赤750ml)

投稿日時:2020/11/10 21:43:31

同じ畑・ヴィンテージのジャン・フルニエと比較テイスティングしましたので、一部比較のコメントが出てきます。
シャルロパン・パリゾ(以下パリゾ)は最初から開いていて、華やかな赤系の良い香り。香りだけで、十分美味しそうな感じが
予感できます。 パリゾと言うと黒系の印象があるのですが、このワインに関しては赤系が強いです。
そして、香りからの予感のままにコクも旨味も十分あり(若いマルサネとは想えない味わい)、既に飲み頃で酸の尖がりもなく十分に美味しい! それ程滑らかという訳ではないですが、旨味満載の美味しさというタイプ。(熟成させるとどうなるか?)
料理との相性では、ヒジキ煮は旨味のあるパリゾの方が合い、黒酢豚は酸味のあるフルニエの方が合うイメージ。
また、鮪(中トロ)はパリゾの方がやや合っていたイメージで、鴨はどちらにも良く合い同程度かと。
翌日も華やかな香りが健在ですが、時間が経つと黒系の香りが出てきて(パリゾらしい?)、そうなるとシャンボール・ミュジニーと言うかヴォーヌ・ロマネぽい香りになってきます。
全体的な評価としては、翌日は差が縮まったものの香りも味わいもパリゾに分があり、マルサネらしさ(?)と将来性(長熟?)ではジャン・フルニエと言った感じでしょうか?

ジャン・フルニエとの比較テイスティング・ブログはこちら。⇒https://plaza.rakuten.co.jp/winetosoccer/diary/202011040000/

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マルサネとは想えない逸品!=私見ですが、良くも悪くもマルサネの印象が変わります=

レビュー対象商品:ドメーヌ・フィリップ・シャルロパン・パリゾ マルサネ・エシェゾー(ヴィンテージ端数在庫アウトレット品:20%OFF)

投稿日時:2020/11/10 21:39:30

同じ畑・ヴィンテージのジャン・フルニエと比較テイスティングしましたので、一部比較のコメントが出てきます。
シャルロパン・パリゾ(以下パリゾ)は最初から開いていて、華やかな赤系の良い香り。香りだけで、十分美味しそうな感じが
予感できます。 パリゾと言うと黒系の印象があるのですが、このワインに関しては赤系が強いです。
そして、香りからの予感のままにコクも旨味も十分あり(若いマルサネとは想えない味わい)、既に飲み頃で酸の尖がりもなく十分に美味しい! それ程滑らかという訳ではないですが、旨味満載の美味しさというタイプ。(熟成させるとどうなるか?)
料理との相性では、ヒジキ煮は旨味のあるパリゾの方が合い、黒酢豚は酸味のあるフルニエの方が合うイメージ。
また、鮪(中トロ)はパリゾの方がやや合っていたイメージで、鴨はどちらにも良く合い同程度かと。
翌日も華やかな香りが健在ですが、時間が経つと黒系の香りが出てきて(パリゾらしい?)、そうなるとシャンボール・ミュジニーと言うかヴォーヌ・ロマネぽい香りになってきます。
全体的な評価としては、翌日は差が縮まったものの香りも味わいもパリゾに分があり、マルサネらしさ(?)と将来性(長熟?)ではジャン・フルニエと言った感じでしょうか?


同じ畑・ヴィンテージのジャン・フルニエとの比較テイスティングブログはこちら。⇒https://plaza.rakuten.co.jp/winetosoccer/diary/202011040000/

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色と香りは、まるでブルーベリージャム!

レビュー対象商品:グランデス・ビノス・イ・ヴィニェドス アナヨン・カリニェナ(スペイン カリニェナ産赤750ml)

投稿日時:2020/10/11 22:29:13

・先ず驚くのは、エコの時代に逆行するシャンパーニュ並みの重量級ボトル。それに長熟を狙っているのかかなりの上げ底。その割にはコルクが短く打栓も緩く貧弱なのは、バランスが悪く長熟を狙っているとは想えない。
・トップノートは濃いローヌのような感じで、カリフォルニアのように果実風味が強く、ブルベリージャムのような香り。それに色も縁に未だ紫が入って、濃いブルベリージャムそのもの。
・味は、濃さの割には結構飲めるが、未だ早いかタンニンが強く、アフターにかなりの苦味を感じる。酸味も結構あると想われるが、このタンニンに隠れていてそれ程感じられない。 時間が経つと苦味は消えるが、兎に角パワーを感じる。
・翌日は、ジャム系の香りは控え目になって、その代わり乳酸飲料系の香りが出てくる。むしろ、こちらの香りの方が好み。(但し、香りが落ちたことは確かと想われる。)
・翌日の味わいは、また最初の苦味が復活するが、時間が経つとまた消える。
・料理との相性では、ローストビーフが付け合わせのタレが濃いために良く合う。合うかと思ったロピアの肉団子はローストビーフ程には合わない。そして、和牛モモ肉はローストビーフと同じくらいか、それ以上に合う。
 それ程合わないかと思ったネギトロ海苔添えは想ったより合う。 肉団子と同じくらいか?
・それにしても、スペインらしい濃いワインは、若い頃なら好きだったかもしれないが、「もういいや!」と言う感じである。ボルドーのグランヴァン並みの複雑さがあればそうではないけど、これだと流石に飲み飽きる。
 でも、3000円そこそこでそれを望むのは高望みというもの。

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ミルミルうちに飲んで減ってしまう旨シャンパーニュ!

レビュー対象商品:ジャン・ルイ・ヴェルニョン ミュルミュル ブリュット・ナチュール ブラン・ド・ブラン プルミエ・クリュ(仏シャンパーニュ750ml)

投稿日時:2020/08/15 13:34:06

・色はエロクウェンス同様、薄目の琥珀色で泡も肌理細かい。翌日には少し濃くなり、黄色が入ってゴールデンとなる。
・香りは、エロクウェンス程強くはないが蜂蜜香があり、甘さをより連想させ、かつ白い花の香りも感じる。エロクウェンスと比べると、林檎や柑橘系の果実香は弱めで複雑性も少ない。時間が経ってもあまり変化はなし。
・味はエロクウェンス程滑らかではなく、コクはあるがミネラルが少な目で、温度が上がると薄い味わいに感じられてしまう。ノンドゼのせいもあるかも。酸はエロクウェンスと同程度ある感じがする。
・合わせた料理は、舞茸天、枝豆豆腐、スルメイカソーメン、焼鳥(塩)、鴨ロースト、葉生姜・味噌であるが、一番合うのは烏賊と舞茸天。烏賊はテクスチュアが合う。葉生姜はイマイチで、やはりビールの方が合う印象。
・翌日でも香りも味も落ちず、泡もそこそこ残っていて楽しめます。エロクウェンスを一回り小粒にしたような感じで、なかなかの出来です。

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