Eden Valley(イーデン・バレー)
イーデン・バレーはサウス・オーストラリア州にある冷涼な産地で、お隣のバロッサ・バレーとあわせてバロッサ・ゾーンと呼ばれている。ゾーンの南東を占めるイーデン・バレーは、バロッサ・バレーとともに世界で最も重要かつ高品質なワインを生み出す産地の一つとして広く認知されている。 ■テロワール イーデン・バレーは、実際にはバレー(渓谷)ではなく、むしろなだ […]
イーデン・バレーはサウス・オーストラリア州にある冷涼な産地で、お隣のバロッサ・バレーとあわせてバロッサ・ゾーンと呼ばれている。ゾーンの南東を占めるイーデン・バレーは、バロッサ・バレーとともに世界で最も重要かつ高品質なワインを生み出す産地の一つとして広く認知されている。 ■テロワール イーデン・バレーは、実際にはバレー(渓谷)ではなく、むしろなだ […]
南アフリカのウエスタン・ケープの州都ケープタウンは、アフリカ有数の世界都市であり風光明媚な観光名所として知られている。この街の南に位置するコンスタンチアには、その起源を1685年まで遡ることができる程の深い歴史がある。とりわけ18-19世紀の時代には、伝説の甘口ワインVin de Constance(ヴァン・ド・コンスタンス)で名を馳せたという記録が多く残っ […]
アコンカグアはチリに広がる4つのリージョンの内、北から二つ目にあるワイン産地である。ここには重要なサブリージョンが3つあるが、そのうちの一つがアコンカグア・バレーであり、チリを代表する産地として広く知られている。 チリの首都サンティエゴから北100kmほどに位置するアコンカグア・バレーは、暑く乾燥しているため長らくブドウ栽培に適さないとみなされてきた。しかし […]
ビクトリア州の州都メルボルンの北東に位置するヤラ・バレーは、「暑くて乾燥したシラーの産地」というオーストラリアのイメージとは全く異なり、極めて冷涼な産地である。エレガントで複雑なピノ・ノワールとシャルドネを生むヤラ・バレーでは、世界中から多くの愛好家が訪れてくるため、ワイナリー観光も重要な産業となっている。 ブドウが初めて植えられたのは1838年で、そこから […]
スペイン北東部カタルーニャ州といえば、国際的な観光都市であるバルセロナが有名だ。そのバルセロナから海岸沿いに南に100kmほど下るとタラゴナという町が見えてくる。この町から少し内陸に位置するプリオラートは、規模こそ小さいものの極めてダイナミックな産地である。この地が生む力強いフルボディの赤ワインは、過去数十年にわたって高級ワインとしての名声をほしいままにして […]
首都にフィレンツェを構え、イタリア随一の観光地でもあるトスカーナ。 ワイン造りの歴史は紀元前8世紀からと言われており、現在でもピエモンテと並んでイタリアを代表する銘醸地である。 主要なDOCGとしては、バローロと並びイタリアを代表するブルネッロ・ディ・モンタルチーノや、日本での知名度が非常に高いキャンティなどがある。 特にキャンティ・クラシコでは2014年に […]
「山の麓」という意味の通りアルプス山脈の麓に位置するピエモンテは、1,000年以上前からワイン造りが続いており、イタリアの2大DOCGであるバローロを有する屈指の銘醸地。 2トップの片翼を担うDOCG、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが徐々に価格を高騰させており、同程度の価格帯だったバローロとの差は開きつつある。ピエモンテにはまだこの波が届ききっていない。 […]
ユリス・コランは2004年がファーストヴィンテージとなるまだ若いレコルタン・マニュピュラン(RM)。 RMとしてスタートしたのはつい最近だが、実は200年前からブドウ栽培を稼業にしており現当主で6代目の歴史ある一族。 当主のオリヴィエ・コランはRMの巨匠ジャック・セロスの弟子のひとりで、単一畑でのシャンパン造りをモットーにしている。 所有する畑は10haほど […]
Laurent Perrier HP ローラン・ペリエの物語は、前当主ベルナール・ドゥ・ノナンクールという男の物語でもある。 掴んだ栄光が戦争によって崩れ去るも、復興に尽力し現在ではモエ&シャンドンおよびヴーヴ・クリコに次ぐ世界第3位の販売量を誇るシャンパンブランドにまで成長した。 その陰には経営者でありながらも自ら畑に赴き、人と現場のつながりを誰よりも大切 […]
合計1.6万ha以上の広大な地域であるトゥーレーヌ地区。 赤、白、ロゼ、スパークリング、辛口から甘口まで多彩なタイプのワインが産出される。 ただ、広いトゥーレーヌの中で注目すべきAOCはシノン、ブルグイユとヴーヴレだろう。 シノンとブルグイユはロワール最高の赤ワイン産地の1つ。 ソーミュールと隣接しておりロワール河を挟んで北にブルグイユ、南にシノンという位置 […]