生産者の紹介
高騰するブルゴーニュにおける隠れた宝石であるサン・トーバン。この地のスター生産者ベール・ラミーやマルク・コランと肩を並べるのがアンリ・プリュードン。
ピュリニーとシャサーニュの谷間の奥にある、比較的標高の高いエリアに広がるサン・トーバンは、冷涼な気候と粘土石灰土壌からミネラル豊かでエレガントなワインを産出する。この村はブルゴーニュで最も過小評価されている土地の一つといっても過言ではなく、偉大なブルゴーニュワインが未だにリーズナブルな価格で手に入る稀有なエリアと言うこともできる。知名度が高くないことからネゴシアンたちの草刈り場になっておらず、またピュリニーやシャサーニュといった隣村が持つ名声に後れをとったハンデを克服しようと誠実なワイン造りをしている小ドメーヌが多い。まさにコートドールの秘められた宝石と言える。
今でこそ秘宝として愛好家たちの間で知られる存在となったが、1980年代
まで遡ると当時はほとんど誰も見向きをしなかった。1990年にパーカーは著書「ブルゴーニュ」の中でサン・トーバンの潜在能力について「ブルゴーニュ愛好家のパラダイス。若くて精力的で志の高い生産者がそろっており、同時に最高品質の赤と白を生み出す能力を備えた傑出したブドウ畑が目白押し」と太鼓判を押したが、依然として認知度が低いエリアであった。2000年初めからブルゴーニュの価格が高騰し始め、そのころから少しずつサン・トーバンが知られるようになってくる。この地のスタードメーヌであるマルク・コランやユベール・ラミーの台頭で、サン・トーバンは偉大な価値を生み出す産地の仲間入りを果たした。ただ残念なことに、こうしたスタードメーヌたちのワインは決して安くはなく、派手で凝縮感のある強いスタイルのワインは飲み手の間でシャサーニュやムルソーと比べられて語られることが多い。彼らはサン・トーバンの作り手であるにも関わらず…。
こうした中でアンリ・プリュードンはこの地に腰を下ろし、サン・トーバンの味
わいを愚直に追い求め、素晴らしいワインを作り続けている隠れた名手である。現在ヴァンサンとフィリップが三代目当主としてドメーヌの指揮を執っている。1983年に初めて瓶詰を始めたが、それ以前はネゴシアンに販売していた。畑は14.5haを所有し、年産は約90000本。85%が輸出される。極力手を加えないワイン造り、手摘みで収穫したブドウを丁寧に空気圧プレスにかけ、アルコール発酵、続くMLFを行う。新樽の使用は控えめで最大でも1/3程度。こうして生まれるワインは過度な強さ、力みがなく、バランスの良いミディアムボディ。しなやかな味わいでミネラルが長く続くワイン…サン・トーバンとはこうであるべきだ。
ブルゴーニュの専門家たちも見逃すはずがなく、アラン・メドーは「このドメーヌの一貫した功績は非凡というほかない」、パーカー著『バーガンディー』ではマルク・コランらと並び「優良生産者」として取り上げられ「才能豊かで熱心な作り手」として紹介されている。マット・クレイマーもユベール・ラミーと並んで評価の高い作り手として取り上げ、さらにジャスパー・モリスMWは「サン・トーバンで著名なドメーヌ、象徴的な存在」と称賛の嵐である。高騰するブルゴーニュワインにおける隠れた宝石であるサン・トーバン、その中でも絶対に見逃してはならないのがこのアンリ・プリュードンである。
【醸造責任者】:Philippe & Vincent Prudhon フィリップ&ヴァンサン・プリュードン
【栽培方法】:認証は取っていないが、オーガニックなアプローチをしている。
【ワインメイキング】:自然酵母を使用し、樽で発酵。MLFを行う。熟成中にバトナージュを行う。清澄、ノンフィルターで瓶詰め。
みんなのワインレビュー
アンリ・プリュードン サン・トーバン・プルミエ・クリュ ル・サンティエ・デュ・クルー 2020年(仏ブルゴーニュ産白750ml)
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