Veneto(ヴェネト)
ヴェネトはイタリアの北東部にある重要なワイン産地である。北はトレンティーノ・アルト・アディジェ、東はフリウリに面している。西はガルダ湖から東はヴェニスまで広がっており、アルプスの麓である北部からポー川が作る南部の平坦な平野まで多様な地形が見られる。ヴェネトはイタリア最大の生産量を誇る州で、プロセッコやピノ・グリージョといったポピュラーなカジュアルなワインだけ […]
ヴェネトはイタリアの北東部にある重要なワイン産地である。北はトレンティーノ・アルト・アディジェ、東はフリウリに面している。西はガルダ湖から東はヴェニスまで広がっており、アルプスの麓である北部からポー川が作る南部の平坦な平野まで多様な地形が見られる。ヴェネトはイタリア最大の生産量を誇る州で、プロセッコやピノ・グリージョといったポピュラーなカジュアルなワインだけ […]
足の形をしたイタリアのちょうど「すね」の部分にあたるカンパーニャは、ラツィオのさらに南にあり、ティレニア海とアペニン山脈に挟まれるように位置している。カンパーニャとワインは切っても切り離せない関係にあり、歴史は紀元前12世紀まで遡ることができる。イタリア最古のワイン産地の一つと言えるだろう。長い歴史と伝統に裏打ちされた産地ではあるものの、今日見られるワインの […]
イタリア最南端にあるシチリアは地中海最大の島である。2500年以上に渡って地中海のワイン産業において極めて重要な位置を占め、その評判やワインのスタイルは時代ごとに大きく変化してきた。かつてこの島は甘口のミュスカで最もよく知られ、その後は酒精強化のマルサラが象徴であった。現在シチリアといえばIGT Terre SicilianeやDOC Siciliaなどの辛 […]
イタリアのかかとの部分にあるプーリアは、アブルッツォの南部に位置し三方を地中海に囲まれた細長い産地である。温暖な地中海性気候のもと心地よい海風が吹くこの地は、ワイン生産にはうってつけで、降雨量が少ないために病害リスクが低く、土壌は肥沃で灌漑が許可されている。 この恵まれた土地に根付くプーリアのワイナリーたちは長い間、需要に応えるために大量のブドウを育てワイン […]
イタリア中部に位置するラツィオは、ヨーロッパ文明の中心として栄えた永遠の都ローマを州都に持つ。古代ローマ時代からワイン造りが盛んで、ヨーロッパ各地にワイン文化を普及した重要な歴史的産地である。現在は主に白ワインで知られ、生産量は同州の約70%を占める。大半がマルヴァジアとトレッビアーノ・トスカーノから作られる。中でもローマ法王が愛飲し、文豪ゲーテが「楽園のよ […]
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア(フリウリ)はイタリアの北東端にあるワイン産地で、北はオーストリア、東はスロヴェニア、南はアドリア海に面している。イタリア全体のわずか4%という生産量だが、とりわけ白ワインの品質は傑出している。生産量の75%以上が白ワインとなるが、赤ワインからも地場品種・国際品種ともに質の高いものが味わえる。協同組合が盛んなトレンティーノ・ア […]
マルケはイタリア中東部に位置し、アペニン山脈からアドリア海まで広がっている。北はエミリア・ロマーニャ、西はウンブリア、南はアブルッツォに囲まれている。赤ワインは主にモンテプルチアーノとサンジョヴェーゼのブレンドから、白ワインは主にヴェルディッキオから作られる。もともとはヴェルディッキオがこの地の主要品種であったが、現在では上記の黒ブドウ2品種がより多くのワイ […]
アブルッツォはイタリア中東部、アドリア海沿岸にあるワイン産地である。北はマルケ、西はラツィオ、そして南はモリーゼに面している。 モンテプルチアーノからの赤ワインと、トレッビアーノからの白ワインが有名である。生産量ではピエモンテやトスカーナを上回るイタリア第五位の州であり、多くのワインが協同組合から作られる。 ワイン造りの歴史は長いもののメインストリームを走る […]
トレンティーノ・アルト・アディジェはイタリア最北のワイン産地であり、全域がアルプスの麓に位置する。 地政学的に複雑な歴史を持つことから、トレンティーノ・アルト・アディジェは二つの自治州に分けられる。南部のトレンティーノではほぼ全域でイタリア語が話されている一方で、北部のアルト・アディジェではドイツ語が主流となっており、これはもともとこのエリアが旧オーストリア […]
首都にフィレンツェを構え、イタリア随一の観光地でもあるトスカーナ。 ワイン造りの歴史は紀元前8世紀からと言われており、現在でもピエモンテと並んでイタリアを代表する銘醸地である。 主要なDOCGとしては、バローロと並びイタリアを代表するブルネッロ・ディ・モンタルチーノや、日本での知名度が非常に高いキャンティなどがある。 特にキャンティ・クラシコでは2014年に […]