Ontario(オンタリオ)
オンタリオ州はカナダで最も有名かつ最も多くのワインを生み出している産地である。約7000haの畑を有し、ざっくりカナダワインの半分がこのエリアから来ていると考えて良いだろう。ワイン産業の中心は五大湖のエリー湖とオンタリオ湖周辺で、多くの畑がここに集まっている。 スティルワインは赤白ほぼ同じ割合で作られており、主要品種はリースリング、カベルネ・フラン、シャルド […]
オンタリオ州はカナダで最も有名かつ最も多くのワインを生み出している産地である。約7000haの畑を有し、ざっくりカナダワインの半分がこのエリアから来ていると考えて良いだろう。ワイン産業の中心は五大湖のエリー湖とオンタリオ湖周辺で、多くの畑がここに集まっている。 スティルワインは赤白ほぼ同じ割合で作られており、主要品種はリースリング、カベルネ・フラン、シャルド […]
クレムスタルは、規模こそ小さいものの品質の高さに定評のワイン産地で、東にカンプタル、西にヴァッハウとオーストリア屈指の産地に挟まれている。ドナウ川沿いにあるクレムス・アン・デア・ドナウ(Krems an der Donau)がクレムスタルの中心となるが、ここは由緒あるワインの街でウィーンから約70km北西に位置している。 オーストリアの辛口白ワインを牽引して […]
エルキ・バレーはチリの首都サンティアゴの400km北に位置するが、ここは地球上で最も降水量が少ないアタカマ砂漠の最南端(年間降水量100mm以下)にあたる。南緯30度前後というロケーションは、チリ北端のワイン産地を意味するが、一部の造り手は、さらに北のアタカマの中でブドウを栽培しているというから驚きである。 もともとこの地はチリのブランデー、ピスコの生産がほ […]
ダンはポルトガルのワイン産地の中で最も古い歴史を持つエリアの一つで、有名なヴィーニョ・ヴェルデやドウロ渓谷のさらに南に位置している。この山がちなエリアでは、ポートワインでおなじみのトウリガ・ナシオナルなどが栄えている。ワイン産地としてのダンの特徴は、小さな畑の集合体という言葉がぴったりで、約30000人の栽培家がそれぞれに畑を所有するが、その90%以上が一人 […]
コロンビア・ヴァレーはワシントン州南東にある、米国でも最も巨大なAVAのひとつで、ざっくりワシントン州の1/3ものエリアを占める。AVAの総規模は4500000ha(ブドウ畑の合計は24313ha)で、内ワシントン州は3500000ha(ブドウ畑23971ha)をカバー、残りはオレゴン州にまたがる。ワシントンの99%のブドウ畑がこのAVA内にあ […]
バイラーダはポルトガルの中央北部ベイラ地方にあるワイン産地である。西を大西洋に、東をダンに挟まれるように位置しており、バガを筆頭に地場品種から深みのある色調のリッチなワインを生むことで知られている。 DOCに認定されたのは1980年だが、バイラーダに初めてブドウが植えられたのは何世紀も前のことである。18世紀頃の歴史を見ると、この地には大きなゆがみが生じてい […]
ヴィーニョ・ヴェルデはポルトガル北西部(ミーニョ地方)に位置するDOCワイン産地である。畑は16,000haを超え、西は大西洋に面し、北はスペイン・ガリシア地方との国境、東は国立公園の山々が並び、南はドウロ川を少し超えたところまで広がっている。ヴィーニョ・ヴェルデで作られるワインは極めてフレッシュで軽やかなため、Verde(グリーン)のあだ名を持つ。白、赤、 […]
パタゴニア地方は南アメリカ大陸で最も南に位置し、アルゼンチンとチリの両国にまたがる広大な範囲をカバーしている。一般的にワイン産地として語られるパタゴニアはアルゼンチン側のパタゴニア北部にあるリオ・ネグロ(Rio Negro)やネウケン(Neuquen)を指す。パタゴニアと聞けば、ファインワインというよりも恐竜や砂漠のイメージが先行するが、実は高品質なブドウが […]
ラインガウはドイツのワイン産地の中で最も重要なエリアの一つである。規模でいうと約3,150haと決して大きいわけではなく、最大規模のラインヘッセンのおよそ1/9しかない。これはドイツ全体の畑のわずか3%程度である。しかしながら、規模こそ小さいもののドイツ最高峰の一つとも数えられる品質と最高レベルの熟成ポテンシャルを秘めたリースリングが生まれる。 歴史を見ても […]
マクラーレン・ヴェイルは、サウス・オーストラリア州の州都アデレードの南約35kmに位置し、海に突き出たフルリオ半島の北西にあるワイン産地。フルリオ半島一帯で最も重要な産地であり、オーストラリアでも五本の指に入る屈指の銘醸地である。幅広いブドウ品種がこの地で成功を収めており、最上のワインはしばしば高樹齢のブドウから作られ、中には樹齢100年を超すものもある。 […]