ソーヴィニヨン・ブラン

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Southern Region(チリ・南部地方)

チリの南部地方は3つのサブリージョンを含んでおり、北から順にイタタ・ヴァレー(Itata Valley)、ビオビオ・ヴァレー(Bio Bio Valley)、マレッコ・ヴァレー(Malleco Valley)である。 南に行くほど海岸山脈がなくなっていき、内陸まで太平洋の影響を受けるため気候はより冷涼で湿潤となる。例えば、ビオビオでは年間の平均降雨量が100 […]

Rapel Valley(ラペル・ヴァレー)

海岸山脈とアンデスに挟まれたチリのセントラル・ヴァレーには、著名なマイポ・ヴァレーがあるが、それに負けずと劣らず最高品質のワインを生み出す産地がある。それがラペル・ヴァレーである。 マイポ・ヴァレーのちょうどすぐ南に位置するこの地は、コルチャグア・ヴァレーとカチャポアル・ヴァレーという2つのサブリージョンを持つ。ワインはほとんどがいずれかのサブリージョンを名 […]

Elqui Valley(エルキ・バレー)

エルキ・バレーはチリの首都サンティアゴの400km北に位置するが、ここは地球上で最も降水量が少ないアタカマ砂漠の最南端(年間降水量100mm以下)にあたる。南緯30度前後というロケーションは、チリ北端のワイン産地を意味するが、一部の造り手は、さらに北のアタカマの中でブドウを栽培しているというから驚きである。 もともとこの地はチリのブランデー、ピスコの生産がほ […]

Bairrada(バイラーダ)

バイラーダはポルトガルの中央北部ベイラ地方にあるワイン産地である。西を大西洋に、東をダンに挟まれるように位置しており、バガを筆頭に地場品種から深みのある色調のリッチなワインを生むことで知られている。 DOCに認定されたのは1980年だが、バイラーダに初めてブドウが植えられたのは何世紀も前のことである。18世紀頃の歴史を見ると、この地には大きなゆがみが生じてい […]

Patagonia(パタゴニア)

パタゴニア地方は南アメリカ大陸で最も南に位置し、アルゼンチンとチリの両国にまたがる広大な範囲をカバーしている。一般的にワイン産地として語られるパタゴニアはアルゼンチン側のパタゴニア北部にあるリオ・ネグロ(Rio Negro)やネウケン(Neuquen)を指す。パタゴニアと聞けば、ファインワインというよりも恐竜や砂漠のイメージが先行するが、実は高品質なブドウが […]

Adelaide Hills(アデレード・ヒルズ)

アデレード・ヒルズは、サウス・オーストラリア州の州都アデレードの東に位置するワイン産地である。南はフルリオ半島とマクラーレン・ヴェイルまで、北はバロッサ・バレーとイーデン・バレーまで広がる。 国内で最も歴史あるワイン産地の一つと数えられるが、先人たちはこの地の冷涼な気候を難しいと考え、1930年代までにほとんどのブドウが引き抜かれてしまった。北部のやや温かい […]

Gisborne(ギズボーン)

ギズボーンはニュージーランド北島の東海岸沿いにある産地であり、経緯度上、世界のワイン産地の中で最も早く夜明けが訪れる場所でもある。この地でブドウ栽培が始まったのは1800年代であるが、そのきっかけは「勘違い」がもたらしたものであった。当時ブドウ木を抱えた移民たちはホークス・ベイを目指しニュージーランドに上陸したが、彼らが降り立ったのはギズボーンのPovert […]

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