Baden(バーデン)
バーデンは13あるドイツの産地の中で最も南に位置するエリアである。EUによるブドウ畑の気候分類では、バーデンを除く全てのドイツ産地が最も冷涼なZone Aに分類されている一方で、バーデンだけはワンランク温暖なZone Bとなっている。この温暖なバーデンはフランスとの国境であるライン川沿いにアルザスと向かい合う形で広がっており、ドイツで最も縦長な産地として知ら […]
バーデンは13あるドイツの産地の中で最も南に位置するエリアである。EUによるブドウ畑の気候分類では、バーデンを除く全てのドイツ産地が最も冷涼なZone Aに分類されている一方で、バーデンだけはワンランク温暖なZone Bとなっている。この温暖なバーデンはフランスとの国境であるライン川沿いにアルザスと向かい合う形で広がっており、ドイツで最も縦長な産地として知ら […]
ステレンボッシュは南アフリカで最も有名なワイン産地である。ウエスタン・ケープ州の沿岸エリア、ケープタウンの東に位置するこの地は、南アフリカを代表する著名なワイナリーたちが軒を連ねる。南アフリカの中でも歴史ある産地で、ブドウの植樹が始まったのは、移民によって開拓された17世紀後半。現在では、全体の約20%のブドウがこの地に植えられており、産業の中心地として機能 […]
マールボロはニュージーランドで最も重要なワイン産地である。ニュージーランド南島の北東端に位置するこの地は、先住民マオリ族の言葉で「雲の中にぽっかり穴の空いた」と称されるほど晴れが多く、豊富な日照に恵まれている。ニュージーランド全土のブドウ畑の約70%がここマールボロに集まっており、その内の85%以上にソーヴィニヨン・ブランが植えられている。ニュージーランド= […]
チリには主要なワイン産地が4つあり、太平洋とアンデス山脈に挟まれるようにして南北に細長く伸びている。北から二番目に位置するアコンカグアには3つのサブリージョンがある。中でもとりわけ有名なのが、首都サンティエゴから北西100kmに位置するカサブランカ・バレーである。海岸沿いの冷涼な産地で、高品質なソーヴィニヨン・ブラン、シャルドネ、ピノ・ノワールが広く知られて […]
カリフォルニア州はアメリカにおけるワイン産業の中心地であるが、オーストラリアのそれはサウス・オーストラリア州と言っても差し支えないだろう。州都アデレードの周辺に広がる著名な畑の数々に加え南部のライムストーンコーストを含むこのエリアは、オーストラリアを代表するワイン産地といえる。サウス・オーストラリア州の中でも特に重要なのがバロッサ・バレーであり、パワフルなシ […]
アルゼンチンの北端にあるサルタは、世界で最も過酷な環境を持つワイン産地と言っても過言ではない。というのもアンデスの山岳地帯に広がるサルタの中には、標高3000mを超す驚異の畑が存在するからである。ワイン産地の規模としては、アルゼンチンの中で4番目に大きいサルタだが、トップのメンドーザと比べると生産量が極めて少ないのが特徴である。サルタの中核となるのは、やや南 […]
数あるスペインの産地の中でも品質・知名度ともに最高位にあるのがリオハである。 スペインの中央にマドリードがあるとすると、そこから北東に330kmほど進むと見えてくるこのエリアは、美食の地バスクがその一部を治めているという意外な事実もある。今でこそ世界的な知名度を誇るリオハだが、ワイン産地として発展したきっかけには実はボルドーのネゴシアンが絡 […]
13あるドイツのワイン産地の中で最も有名なエリアといえば、モーゼルを置いて他にないだろう。 フランスのヴォージュ山脈から流れるモーゼル川はドイツ西端にあるこの地でダイナミックに蛇行し、ブドウ畑は川沿いの斜面にへばりつくように広がっている。斜面の向きや角度などがそれぞれ微妙に異なるため、隣り合った畑であってもその個性は一つとして同じものはなく、その差はブル […]
「山の麓」という意味の通りアルプス山脈の麓に位置するピエモンテは、1,000年以上前からワイン造りが続いており、イタリアの2大DOCGであるバローロを有する屈指の銘醸地。 2トップの片翼を担うDOCG、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが徐々に価格を高騰させており、同程度の価格帯だったバローロとの差は開きつつある。ピエモンテにはまだこの波が届ききっていない。 […]
果てしない熱意を持った1983年生まれのアレクサンドル・タイエ。 世界大戦前はグランクリュの村々と同じ価格で取引されていたメルフィ村に本拠地を構え、そのメルフィを体現しようと土壌を研究し尽くし、畑を耕す馬や堆肥用の羊すらもメルフィ内で育てるという筋金入り。 ジャック・セロスでの修行後、両親が営むシャルトーニュ・タイエに参画してから早10年余り。 ミネラル感豊 […]