ワインニュース

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変わりゆく未来に直面するソノマの生産者たち

カリフォルニアの主要なワイン産地の一つであるソノマでは、長く、暑く、乾燥した夏が今年も続きそうです。 3月上旬、ロシアン・リヴァー・ヴァレーのブドウ栽培家たちは、早ければ4月にも州から水利権を削減される可能性があると知らされました。   カリフォルニア州水資源管理委員会からのこの悪い知らせは、ソノマ・カウンティ周辺の飲料水を配給する機関であるSon […]

2020年ローヌ:天国からのヴィンテージ

ボルドーやブルゴーニュが予算オーバーになってしまった人々にとって、ローヌのグレート・ヴィンテージが最適な答えになるかもしれません。 2020年は我々が最初のロックダウンを経験した年でした。   北半球では、誰もが記憶しているほどに輝かしい春が訪れていました。イギリス人達は窓を開け放ち、公園を散歩し、ローヌでは皆が外に出てブドウ木の手入れをしていまし […]

カリフォルニアの最新AVA、SLOとその地の栽培家たち

カリフォルニアに最新の、そして最もビーチに近いAVAが誕生し、生産者達は活気付いています。 “SLO Coast”とはなんと素晴らしい響きでしょう。頭文字をとったものですが、このエリアの生活様式やブドウの成熟期を映し出しているようです。先日、この地では例外的なほどに”クール”な新しいアペラシオンが誕生しました。   米国政府は3月頭、San Lui […]

Aubert de Villaine、DRCを退任

世界で最も偉大なワイナリーのトップを務めてきたAubert de Villaine。約半世紀もの間ドメーヌを牽引してきましたが、先日引退を発表しました。 永遠に続くものなどありませんが、Aubert de Villaineはそうであるかのように感じられる事が多々ありました。   ブルゴーニュで最も影響力のあるワインメーカーの1人である  Domai […]

2021年カリフォルニアの収穫:ビッグ・イズ・ビューティフル

供給が逼迫しているソーヴィニヨン・ブランの愛好家には警報が鳴らされていますが、カベルネは活気づいています。 カリフォルニア州の2021年のワイン用ブドウの収穫量は、災害に見舞われた2020年より8.7%多くなりましたが、それでも過去10年で2番目の少なさでした。   また、もし良い産地からのソーヴィニヨン・ブランがお好きであれば、カリフォルニアに限 […]

2020年のブルゴーニュ:“ホット”な内に手に入れるべきヴィンテージ

2023年にリリースできるヴィンテージは少なくなる見込みなので、ブルゴーニュの生産者達は2020ヴィンテージで利益を得ようとしています。そのため、価格の急上昇には注意が必要です。 2020年は、2003年、2015年より暑い年だと言えるでしょう。しかし、全体的に赤にはそうした暑い年の風味はなく、白には2019年に欠けていたフレッシュさと酸があります。そしてそ […]

ワインを美味しく熟成させるために

ワインメーカー達は、ワインが飲み頃を迎えるまで待ちたがらない消費者達のため、試行錯誤を続けています。 何ということでしょうか。ワイン消費者の90%は、購入後2週間以内にワインを消費しており、飲み頃を待つ忍耐力が減少傾向にあるようです。ナパのカベルネやボルドー右岸のブレンドでさえ、最低でも10年から20年のセラー熟成期間を経ずに消費されているなんて信じられます […]

シャンパーニュが描く、希望に満ちた未来像

世界で最も有名なスパークリングワイン産地であるシャンパーニュ。現状は明るいように見えますが、その前途には困難が見え隠れしています。 2022年のバレンタインデー、シャンパーニュ委員会(CIVC)の共同会長であるJean-Marie BarillèreとMaxime Toubartの2名は、記者会見を開きこの地域の将来ビジョンを発表しました。 通常であれば、1 […]

イタリアワインに巻き起こるアンフォラ革命

アンフォラは何千年も前から使われてきましたが、今イタリアで新たな息吹を吹き込んでいます。 イタリア各地のワイナリーのセラーで、静かな革命が起きています。   8000年以上前、最初のワインが造られたときに使用されたアンフォラという容器を、現代の数十にも及ぶ生産者が使用しているのです。イタリアワインを語る上で伝統や遺産は常に重要な位置を占めていますが […]

フィリップ・カンビ氏への数々の追悼の言葉

(上記画像はPhilippe Cambie氏のHPより) 2021年12月18日に59歳で亡くなった南ローヌの著名なワイン醸造コンサルタント、故フィリップ・カンビ氏。訃報が伝えられてから、彼への賛辞の言葉が世界中から寄せられています。彼は南フランスの出身、ラングドック地方のエロー県で生まれましたが、シャトーヌフ・デュ・パプに定住し、ここが彼にとって最もゆかり […]

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