Veneto(ヴェネト)
ヴェネトはイタリアの北東部にある重要なワイン産地である。北はトレンティーノ・アルト・アディジェ、東はフリウリに面している。西はガルダ湖から東はヴェニスまで広がっており、アルプスの麓である北部からポー川が作る南部の平坦な平野まで多様な地形が見られる。ヴェネトはイタリア最大の生産量を誇る州で、プロセッコやピノ・グリージョといったポピュラーなカジュアルなワインだけ […]
ヴェネトはイタリアの北東部にある重要なワイン産地である。北はトレンティーノ・アルト・アディジェ、東はフリウリに面している。西はガルダ湖から東はヴェニスまで広がっており、アルプスの麓である北部からポー川が作る南部の平坦な平野まで多様な地形が見られる。ヴェネトはイタリア最大の生産量を誇る州で、プロセッコやピノ・グリージョといったポピュラーなカジュアルなワインだけ […]
カリフォルニアのワイン産地というと、どうしてもナパやソノマのあるノースコーストに目が向きがちだが、南にあるセントラル・コーストを見逃してはならない。サンフランシスコからサンタ・バーバラまで太平洋沿岸を約280kmに渡って南北に広がるこのエリアは、内陸部も約100kmカバーする横幅がある。産地を北から順に見ていくと、サンフランシスコ湾周辺のリヴァモアやサンタ・ […]
カリフォルニア州を代表する世界の観光都市サンフランシスコ。ここから車で一時間ほど北上すると見えてくるのがナパ・ヴァレーである。ニューワールドの中で最も有名かつ最高の栄誉を手にした産地であり、生産量はカリフォルニアのわずか4%にしか満たないが、販売額では全体の27%をも占める。この数値からもナパ・ヴァレーがカリフォルニアを牽引するプレミアム産地であることがわか […]
スペイン北東部カタルーニャ州には観光都市として名高いバルセロナがあるが、ペネデスはここからほんの数キロ地中海を下った場所にある。地中海沿岸部から内陸の山岳地帯まで実に多様な地形をカバーするペネデスは、ワインの生産量とスタイルの幅広さという点でカタルーニャの最重要産地と言える。辛口、甘口、スパークリングの3つのスタイルのワインをそれぞれ赤、白、ロゼの3色で生産 […]
ソノマ郡で最大規模を誇るソノマ・コーストは、太平洋に沿って北はメンドシーノ、南はサン・パブロ湾まで伸びている。AVAは約200,000haの土地をカバーするが、ブドウの植樹エリアはごく一部で、ピノ・ノワールとシャルドネが主要な品種となっている。こうした冷涼品種のクオリティは全米トップクラスで、数多くのプレミアムワインがここから生まれる。 エリア内には複数のA […]
足の形をしたイタリアのちょうど「すね」の部分にあたるカンパーニャは、ラツィオのさらに南にあり、ティレニア海とアペニン山脈に挟まれるように位置している。カンパーニャとワインは切っても切り離せない関係にあり、歴史は紀元前12世紀まで遡ることができる。イタリア最古のワイン産地の一つと言えるだろう。長い歴史と伝統に裏打ちされた産地ではあるものの、今日見られるワインの […]
ルーションはフランスの最南端にあるワイン産地で、スペインとの国境にそびえるピレネー山脈と地中海の間に位置する。ピレネー山脈に大きく影響を受けており、多くの畑がこうした山の麓や斜面に見られる。約70%の畑がAOCに認定されており、ラングドックのような大量生産ワインに向く広大な平野や海岸沿いの平地といったエリアは存在しない。 ルーションの生産の約1/4はヴァン・ […]
マウント・ヴィーダーはナパ・ヴァレーAVA内にあるサブリージョンの一つで、ナパとソノマを分けるマヤカマス山脈の東向きの斜面に位置する。いわゆる山側AVAの一つで、マウント・ヴィーダーの南には冷涼なカーネロスが見え、東にはオークノールとヨントヴィルが隣接する。 ブドウ栽培が始まったのは19世紀中頃だが、現在山の斜面に見られる畑の多くは20世紀になってから作られ […]
イタリア最南端にあるシチリアは地中海最大の島である。2500年以上に渡って地中海のワイン産業において極めて重要な位置を占め、その評判やワインのスタイルは時代ごとに大きく変化してきた。かつてこの島は甘口のミュスカで最もよく知られ、その後は酒精強化のマルサラが象徴であった。現在シチリアといえばIGT Terre SicilianeやDOC Siciliaなどの辛 […]
カーネロスはカリフォルニアで最も誉れ高い産地の一つである。ナパ・ヴァレーは北の内陸に進むとより温暖で熱く、逆に南の海沿いに進むと冷涼となるが、カーネロスは最南端に位置する。つまり、サン・パブロ湾に最も近くカリフォルニアにおいて冷涼な産地の一つとなる。 東のマヤカマス山脈と西のソノマ山脈の麓の南部一帯約370haをカバーし、そのうちブドウが植えられているのはわ […]