Coonawarra(クナワラ)
クナワラはサウス・オーストラリア州のライムストーンコーストエリアにある最も重要なワイン産地であり、オーストラリアを代表する傑出した赤ワインを生み出すことで知られている。ブドウが初めて植えられたのは19世紀の終わり頃だが、この地を代表するWynnsが設立される1950年代に入るまでは、クナワラは世間からは注目されていなかった。Wynnsの後にはPenfolds […]
クナワラはサウス・オーストラリア州のライムストーンコーストエリアにある最も重要なワイン産地であり、オーストラリアを代表する傑出した赤ワインを生み出すことで知られている。ブドウが初めて植えられたのは19世紀の終わり頃だが、この地を代表するWynnsが設立される1950年代に入るまでは、クナワラは世間からは注目されていなかった。Wynnsの後にはPenfolds […]
アルゼンチン最大のブドウ栽培地であるメンドーザ。この町の南西に位置するサブリージョン、ルハン・デ・クージョはお隣のマイプとともにメンドーザで最も伝統的かつハイクオリティな産地として知られている。植樹の半数以上がマルベックで、とりわけ高樹齢のマルベックから素晴らしい品質のワインが生まれる。アルゼンチンを代表するCatena Zapata、Bodega Sept […]
ドイツ西部に位置するファルツは、東を流れるライン川と西に横たわるハールト山に挟まれるようにして細長く広がっている。このハールト山はフランスのヴォージュ山脈からつながっており、アルザスをそのまま北上するとファルツにぶつかる。この地を代表する生産者Burklin-Wolf(ビュルクリン・ヴォルフ)、Friedrich Becker(フレードリッヒ・ベッカー)やV […]
アルゼンチンのワイン産業の中心地メンドーザ。この町から南に車で一時間ほど行くと見えてくるのがウコ・バレーである。メンドーザの中でもとりわけ高品質のワインを生み出す産地として知られている。ウコ・バレーはメンドーザの一部としてみなされているものの、単体としても存在感がある。なぜなら、高品質なブドウを生み出すポテンシャルが非常に高いことから、アルゼンチン国内、国外 […]
ギズボーンはニュージーランド北島の東海岸沿いにある産地であり、経緯度上、世界のワイン産地の中で最も早く夜明けが訪れる場所でもある。この地でブドウ栽培が始まったのは1800年代であるが、そのきっかけは「勘違い」がもたらしたものであった。当時ブドウ木を抱えた移民たちはホークス・ベイを目指しニュージーランドに上陸したが、彼らが降り立ったのはギズボーンのPovert […]
イーデン・バレーはサウス・オーストラリア州にある冷涼な産地で、お隣のバロッサ・バレーとあわせてバロッサ・ゾーンと呼ばれている。ゾーンの南東を占めるイーデン・バレーは、バロッサ・バレーとともに世界で最も重要かつ高品質なワインを生み出す産地の一つとして広く認知されている。 ■テロワール イーデン・バレーは、実際にはバレー(渓谷)ではなく、むしろなだ […]
南アフリカのウエスタン・ケープの州都ケープタウンは、アフリカ有数の世界都市であり風光明媚な観光名所として知られている。この街の南に位置するコンスタンチアには、その起源を1685年まで遡ることができる程の深い歴史がある。とりわけ18-19世紀の時代には、伝説の甘口ワインVin de Constance(ヴァン・ド・コンスタンス)で名を馳せたという記録が多く残っ […]
タスマニアはオーストラリア本土から約250km離れた場所にある島であり、一つの州として認められている。ブドウ栽培面積は約1700haで、オーストラリア全体の生産量のわずか1%にも満たないが、プレミアムなワインの生産地として注目されている。タスマニアは特に高品質なスパークリングワインで知られているが、実は生産量の2/3はスティルワインが占めている。ピノ・ノワー […]
ニュージーランド北島の最南端にある産地ワイララパ。プレミアムワインの生産にフォーカスしているこの産地は、ニュージーランド全体のわずか3%ほどの栽培面積、生産量としては全体の1%しかない。ワインツーリズムが栄えているが、その理由は首都ウェリントンからわずか1時間というアクセスの良さがある。ワイララパにある3つのサブリージョンの内、最も知名度が高くかつ重要な産地 […]
アコンカグアはチリに広がる4つのリージョンの内、北から二つ目にあるワイン産地である。ここには重要なサブリージョンが3つあるが、そのうちの一つがアコンカグア・バレーであり、チリを代表する産地として広く知られている。 チリの首都サンティエゴから北100kmほどに位置するアコンカグア・バレーは、暑く乾燥しているため長らくブドウ栽培に適さないとみなされてきた。しかし […]