カリフォルニアのブドウ収穫量低下とワインの消費傾向の変化

  Allied Grape Growersの代表であるJeff Bitterによると、カリフォルニアは2020年におけるブドウ収穫量の約8%を山火事の煙害で失いました。 今年は山火事が発生しなかったとしても気候の影響による収穫量の減少が予測されていたので、山火事と悪天候の両者が相まってカリフォルニアのブドウ収穫量は2011年以来の凶作になるかもしれません。 […]

ブルゴーニュの次なる白品種の台頭

  ブルゴーニュでは長い間シャルドネが不動の地位を築いてきましたが、現地の栽培家たちは今アリゴテに注目しています。   Domaine Arnoux-LachauxのCharlesがこの品種に没頭するきっかけとなったのは、Domaine d’Auvenayの造るピュアでテロワールを強烈に反映するアリゴテでした。 「畑にはいつもアリゴテの木 […]

2020年ボルドーの収穫

  難しい天候やコロナ下での収穫にもかかわらず、ボルドーの2020年は思いのほか良さそうです。 「2020年を3つの言葉で要約するならそれは、暑い、暑い、暑いでしょう」とChâteau BrownのJean-Christophe Mauは言います。 慎重派からは、2020年はGood – Very Goodとして評価されているように、生 […]

収穫の早さだけでヴィンテージを決めつけてはいけません

  早い収穫のスタートは必ずしも暑いヴィンテージを意味するわけではありません。 ヴィンテージの話になると、私たちはすぐに結論に飛びつき、過程を鑑みずに判断してしまいがちです。 2020年のブルゴーニュ Domaine d’Angervilleは、2003年に収穫を始めた8月25日に今年の収穫を終えました。 Comte Liger Belairは8 […]

カリフォルニアのワイン産地で起きていること

  健康をとるか、無給を取るか 山火事とコロナウイルスの対応で農業従事者は非常に危険な状況に置かれています。 カリフォルニアのワイナリーでは、8月の山火事の間も収穫で大忙しでした。 濃い煙にもかかわらず、許可を得て農業従事者たちを畑へ収穫に向かわせるところもありました。 健康に悪いというレベルから命の危険にまで及ぶスモッグの環境下でブドウを収穫する人々は、厳 […]

極力手を加えない(ハンズオフ)なワイン造りの台頭

  なぜ世界中の多くのワイン生産者が、手を加えない「ハンズオフ」の考え方を取り入れるのでしょうか? ハンズオフとは簡単に言うと「有機栽培、果汁の操作は極力少なく、少量のSO2を除いて何も加えない」というアプローチのことです。 環境に優しく添加物を最小限に抑えるやり方は評判が良く、こうした手を加えない醸造は世界中の生産者が好むスタイルになっています。 一方でこ […]

シャンパーニュが直面する厳しい現実

  2020年は異例の年であり、シャンパーニュも例外ではありません。 コート・デ・バールのビュクセイユの生産者が8月13日に今年の収穫を開始したとき、それまでで最も早かった収穫記録(2011年の8月17日)を破りました。 また、アペラシオンが規定する今年の収量を知らずに収穫を始めたのも今年が初めてでした。 今年の収量制限 CIVCの2人の会長、ジャン・マリー […]

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