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Hermitage(エルミタージュ)& Crozes Hermitage(クローズ・エルミタージュ)

15%までマルサンヌとルーサンヌをブレンドすることができるが、100%シラーのワインが一般的。 その昔、ロシア皇帝に愛され、19世紀前半まではフランスの中でも最も高価なワインと持て囃されていたのがエルミタージュだった。 そしてほとんど知られていないのだが、当時高価なボルドーワインにはエルミタージュのワインがブレンドされていた。 しかし、実はシラーというだけで […]

Châteauneuf-du-Pape(シャトーヌフ・デュ・パプ)

「法王のワイン」として知られるシャトーヌフ・デュ・パプは、コート・デュ・ローヌのワインの中でもとりわけ知名度が高い。 フランスで最初のAOC規定のシステムを築いたのも実はシャトーヌフ。 また、フランスのどんなワインと比べても最低アルコール度数(12.5%)が高いという特徴があったのだが、近年の温暖化によって14.5%を下回ることは珍しく、時には16%にも達す […]

Marsanney(マルサネ)

■特徴 ブルゴーニュの首都ディジョンから南にすぐのところに、コート・ド・ニュイ始まりのアペラシオン、マルサネがある。 3つの村からなるこのアペラシオンの栽培面積は約240haにのぼり、その内20haではロゼの生産も認められている。 その歴史は古く、ブルゴーニュで唯一3つの色のワインを造ることができる。 そんな唯一無二のアイデンティティがあっても、どこかパッと […]

Puligny-Montrachet (ピュリニー=モンラッシェ)

■特徴 世界最高の白ワイン産地の1つであるピュリニー・モンラッシェ。 緻密でミネラリーなキャラクターは上質でありながら正統派。土地と醸造によってどんな味わいにも姿を変えるシャルドネのお手本ともいえる。 至高の畑モンラッシェを筆頭に、優れたグラン・クリュ、プルミエ・クリュを有しブルゴーニュだけでなく世界を代表する白ワインの産地でもある。 モンラッシェ ピュリニ […]

Meursault (ムルソー)

■特徴 間違いなくブルゴーニュを代表する白ワインの産地でありながら、一昔前までは『モンラッシェ』でないために品質にそぐわない待遇をされていたムルソー。 さらにコート・ド・ボーヌ最大の村でありながら、グラン・クリュの区画はない。 しかし、そのふくよかなキャラクターと優れたプルミエ・クリュ、世界が奪い合う優良生産者の存在が、ムルソーを一躍トップ生産地に押し上げた […]

Nuits-Saint-Georges (ニュイ・サン・ジョルジュ)

■特徴 ニュイ・サン・ジョルジュのワインはどういうものなのか、一言で表すことが出来ないから、この村は昔からアイデンティティを打ちだすのに苦労している。 ニュイ・サン・ジョルジュ村とプレモー・プリセ村の2つの村から成る広い面積のせいか、グラン・クリュが存在しないからか、やたら多いプルミエ・クリュのためか、その原因はいくつかあり明確に言い表せない。 しかし間違い […]

Saint Julien(サン・ジュリアン)

■特徴  メドックの中では作付面積900haと最もこぢんまりしているのがサン・ジュリアン。 1級格付けシャトーが存在しないため他のメドックの村々と比較するとやや過小評価されている。 しかし1級ではないながらも格付けシャトーは11あり、そのうちの5つが2級。 ブドウ畑の80%を格付けシャトーが占めており、全体的なレベルの高さと安定した品質が魅力。 畑の高低差が […]

Cote-Rotie(コート・ロティ)

■特徴 直訳すると「炙られる丘」。その名が示す通り、ぶどう畑は南東を向く非常に急な斜面に広がるため太陽の光をたっぷり浴びる。 なんとなくそんなイメージが先行して、『コート・ロティ=暑苦しいワイン』と思われがちだが、実はローヌ随一のとてもエレガントなスタイルのワインが出来る。 赤ワインにはヴィオニエを20%までブレンドが可能。 それはワインに華やかさや柔らかさ […]

Saint-Estephe(サン・テステフ)

■特徴 6つの村名アペラシオンの中で2番目に大きく、最北に位置する。 格付けされるシャトーは5つしかなく、メドックの4大アペラシオンの中では1番少ない。 ワインのスタイルは濃く、重さがあり土っぽくて、洗練されたスタイルとは正反対でちょっとあか抜けない。 土壌はなんといっても粘土の比率の高さが特徴。またサン・テステフ石灰岩と呼ばれる、左岸では珍しい石灰岩の岩盤 […]

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