Paso Robles(パソ・ロブレス)
カリフォルニアのワイン産地というと、どうしてもナパやソノマのあるノースコーストに目が向きがちだが、南にあるセントラル・コーストを見逃してはならない。サンフランシスコからサンタ・バーバラまで太平洋沿岸を約280kmに渡って南北に広がるこのエリアは、内陸部も約100kmカバーする横幅がある。産地を北から順に見ていくと、サンフランシスコ湾周辺のリヴァモアやサンタ・ […]
カリフォルニアのワイン産地というと、どうしてもナパやソノマのあるノースコーストに目が向きがちだが、南にあるセントラル・コーストを見逃してはならない。サンフランシスコからサンタ・バーバラまで太平洋沿岸を約280kmに渡って南北に広がるこのエリアは、内陸部も約100kmカバーする横幅がある。産地を北から順に見ていくと、サンフランシスコ湾周辺のリヴァモアやサンタ・ […]
カリフォルニア州を代表する世界の観光都市サンフランシスコ。ここから車で一時間ほど北上すると見えてくるのがナパ・ヴァレーである。ニューワールドの中で最も有名かつ最高の栄誉を手にした産地であり、生産量はカリフォルニアのわずか4%にしか満たないが、販売額では全体の27%をも占める。この数値からもナパ・ヴァレーがカリフォルニアを牽引するプレミアム産地であることがわか […]
スペイン北東部カタルーニャ州には観光都市として名高いバルセロナがあるが、ペネデスはここからほんの数キロ地中海を下った場所にある。地中海沿岸部から内陸の山岳地帯まで実に多様な地形をカバーするペネデスは、ワインの生産量とスタイルの幅広さという点でカタルーニャの最重要産地と言える。辛口、甘口、スパークリングの3つのスタイルのワインをそれぞれ赤、白、ロゼの3色で生産 […]
マウント・ヴィーダーはナパ・ヴァレーAVA内にあるサブリージョンの一つで、ナパとソノマを分けるマヤカマス山脈の東向きの斜面に位置する。いわゆる山側AVAの一つで、マウント・ヴィーダーの南には冷涼なカーネロスが見え、東にはオークノールとヨントヴィルが隣接する。 ブドウ栽培が始まったのは19世紀中頃だが、現在山の斜面に見られる畑の多くは20世紀になってから作られ […]
ハウエル・マウンテンはナパ・ヴァレー北部、ヴァカ山脈に位置するAVAで、ちょうどセント・ヘレナの街の北東にある。ナパ山側AVAの中でも最奥部にあるエリアの一つで、長さ約16km、幅は最大でも3km程の細長い形をしている。 AVAを名乗るためには、畑は標高427m以上でなければならないが、これがハウエル・マウンテンの個性を際立たせている。というのも、マウント・ […]
オークヴィルは全米のカベルネ・ソーヴィニヨンの頂点に君臨するワイン産地で、ラザフォードとヨントヴィルに挟まれたナパ・ヴァレーの心臓部に位置する。 この地のブドウ栽培は1868年にまで遡ることができ、当時Henry Walker Crabbが最初の畑を作り、その場所をTo Kalonと名付けた。約100年後にRobert Mondavi(ロバート・モンダヴィ) […]
ロシアン・リバー・ヴァレー(RRV)はカリフォルニア・ソノマ郡の中心に位置する、全米で最も称賛を受けるトップクラスのワイン産地である。カリフォルニアで最も冷涼かつ霧がちなAVAの一つで、高品質なピノ・ノワールやシャルドネの栽培に最適な環境が整っている。ソノマを代表する超一流ワイナリーたちの本拠地でもあり、ウィリアムズ・セリエム(Williams Selyem […]
ブリティッシュ・コロンビア州(BC)はカナダ最西端にある州で、太平洋沿岸に位置する。雨がちな島々から砂漠のように乾燥した内陸エリアまで多様な地形が広がるため、品種の幅も広くシャルドネ、ピノ・ノワール、リースリングにカベルネ・ソーヴィニヨン、メルローなどが見られる。 BCのワインの歴史は19世紀中頃、宣教師たちが聖餐用ワインのためのブドウを植えたことに始まる。 […]
セントラル・ヴァレーの南端に位置するマウレ・ヴァレーはチリで最大の畑面積(約30000ha)を誇る。 伝統的にこの地は大量生産の安ワイン産地として知られていた。現在でもこうしたワインは中央部の温暖で肥沃な畑から生産されているが、一部では驚くほど高品質な赤ワインが造られており、そのポテンシャルに大きな注目が集まっている。 マウレ・ヴァレーはチリで […]
チリの南部地方は3つのサブリージョンを含んでおり、北から順にイタタ・ヴァレー(Itata Valley)、ビオビオ・ヴァレー(Bio Bio Valley)、マレッコ・ヴァレー(Malleco Valley)である。 南に行くほど海岸山脈がなくなっていき、内陸まで太平洋の影響を受けるため気候はより冷涼で湿潤となる。例えば、ビオビオでは年間の平均降雨量が100 […]