Hunter Valley(ハンター・バレー)
オーストラリアの東海岸に横たわるニューサウスウェールズ州は、人口が最も多い州として知られており、州都は最大都市のシドニーである。ワイン生産は1980年代から急速に伸び、現在ではオーストラリアで二番目のワイン生産量を誇る。この州において最も名高いワイン産地がハンター・バレーである。ハンターバレーは単に有名なだけでなく、オーストラリアのワイン産業にとって歴史的に […]
オーストラリアの東海岸に横たわるニューサウスウェールズ州は、人口が最も多い州として知られており、州都は最大都市のシドニーである。ワイン生産は1980年代から急速に伸び、現在ではオーストラリアで二番目のワイン生産量を誇る。この州において最も名高いワイン産地がハンター・バレーである。ハンターバレーは単に有名なだけでなく、オーストラリアのワイン産業にとって歴史的に […]
アコンカグアはチリに広がる4つのリージョンの内、北から二つ目にあるワイン産地である。ここには重要なサブリージョンが3つあるが、そのうちの一つがアコンカグア・バレーであり、チリを代表する産地として広く知られている。 チリの首都サンティエゴから北100kmほどに位置するアコンカグア・バレーは、暑く乾燥しているため長らくブドウ栽培に適さないとみなされてきた。しかし […]
チリで最も重要なワイン産地はどこか、と聞かれてマイポ・バレーと答える人は少なくないだろう。チリの首都サンティアゴのちょうど南に位置するマイポ・バレーは、リーズナブルでカジュアルというチリのイメージを覆す高品質ワインを生む。しばしば「南アメリカのボルドー」とも言われ、果実味主体のリッチなカベルネ・ソーヴィニヨンが特徴である。 サンティアゴ周辺に初 […]
南アフリカのウェスタン・ケープ州の中でもとりわけ有名なエルギンは、首都ケープタウンから65kmほどの距離にある。南アフリカで最も冷涼とされるこの地の気候とソーヴィニヨン・ブラン、ピノ・ノワールやシャルドネなどが見事にマッチし、驚くほどエレガントなワインを生み出している。 ■テロワール エルギンはホッテントット・ホランド山脈に囲まれた内陸の台地にあり、周り […]
南オーストラリア州都のアデレードから北130kmほどに位置するクレア・バレーは、オーストラリアを代表するリースリングの銘醸地。オーストラリアの中でも最も風光明媚なエリアの一つでもあり、品質にこだわるブティック系のワイナリーが多く集まることで知られている。 ■テロワール クレア・バレーは温暖な大陸性よりの気候を持ち、夏は高温になるが夜は涼しく気温が下がる […]
フランケンはドイツの中央に位置するワイン産地で、1000年を超える歴史を持つ。この地のアイコンとも言えるのが「ボックスボイテル」と呼ばれるユニークな楕円形のボトル。実はこのボトルでワインを瓶詰めできるのはフランケン以外にもあり、バーデン北部やポルトガル、イタリア、ギリシャのそれぞれ限られた一部のエリアでは使用が認められている。 この地で最上のワインを生むのは […]
ビクトリア州の州都メルボルンの北東に位置するヤラ・バレーは、「暑くて乾燥したシラーの産地」というオーストラリアのイメージとは全く異なり、極めて冷涼な産地である。エレガントで複雑なピノ・ノワールとシャルドネを生むヤラ・バレーでは、世界中から多くの愛好家が訪れてくるため、ワイナリー観光も重要な産業となっている。 ブドウが初めて植えられたのは1838年で、そこから […]
南アフリカのワイン産地といえば、ステレンボッシュを真っ先に思い浮かべる人は多いと思うが、ブルゴーニュ好きならば絶対に抑えておかなければならないエリアがある。ケープタウンから南に95km下った沿岸に位置するウォーカーベイだ。冷涼な海洋性気候の影響を非常に強く受けるこの地は、南アフリカで最も冷涼なエリアの一つとされている。そのためピノ・ノワールやシャルドネ、ソー […]
スワートランドは南アフリカにある広大なワイン産地で、州都ケープタウンから65km北に位置している。オランダ語で「黒い土地」を意味するスワートランドは、雨後に黒くなる南アフリカ固有の植物にちなんで名付けられたという。元来この地は麦の生産地であったが、1990年代後半から人の手を介さないワイン造りをする生産者たちが注目し、スワートランドの人気に火がついた。注目す […]
スペイン北東部カタルーニャ州といえば、国際的な観光都市であるバルセロナが有名だ。そのバルセロナから海岸沿いに南に100kmほど下るとタラゴナという町が見えてくる。この町から少し内陸に位置するプリオラートは、規模こそ小さいものの極めてダイナミックな産地である。この地が生む力強いフルボディの赤ワインは、過去数十年にわたって高級ワインとしての名声をほしいままにして […]