Salta(サルタ)

アルゼンチンの北端にあるサルタは、世界で最も過酷な環境を持つワイン産地と言っても過言ではない。というのもアンデスの山岳地帯に広がるサルタの中には、標高3000mを超す驚異の畑が存在するからである。ワイン産地の規模としては、アルゼンチンの中で4番目に大きいサルタだが、トップのメンドーザと比べると生産量が極めて少ないのが特徴である。サルタの中核となるのは、やや南 […]

Rioja(リオハ)

   数あるスペインの産地の中でも品質・知名度ともに最高位にあるのがリオハである。  スペインの中央にマドリードがあるとすると、そこから北東に330kmほど進むと見えてくるこのエリアは、美食の地バスクがその一部を治めているという意外な事実もある。今でこそ世界的な知名度を誇るリオハだが、ワイン産地として発展したきっかけには実はボルドーのネゴシアンが絡 […]

Mosel(モーゼル)

 13あるドイツのワイン産地の中で最も有名なエリアといえば、モーゼルを置いて他にないだろう。  フランスのヴォージュ山脈から流れるモーゼル川はドイツ西端にあるこの地でダイナミックに蛇行し、ブドウ畑は川沿いの斜面にへばりつくように広がっている。斜面の向きや角度などがそれぞれ微妙に異なるため、隣り合った畑であってもその個性は一つとして同じものはなく、その差はブル […]

Toscana(トスカーナ)

首都にフィレンツェを構え、イタリア随一の観光地でもあるトスカーナ。 ワイン造りの歴史は紀元前8世紀からと言われており、現在でもピエモンテと並んでイタリアを代表する銘醸地である。 主要なDOCGとしては、バローロと並びイタリアを代表するブルネッロ・ディ・モンタルチーノや、日本での知名度が非常に高いキャンティなどがある。 特にキャンティ・クラシコでは2014年に […]

Piemonte(ピエモンテ)

「山の麓」という意味の通りアルプス山脈の麓に位置するピエモンテは、1,000年以上前からワイン造りが続いており、イタリアの2大DOCGであるバローロを有する屈指の銘醸地。 2トップの片翼を担うDOCG、ブルネッロ・ディ・モンタルチーノが徐々に価格を高騰させており、同程度の価格帯だったバローロとの差は開きつつある。ピエモンテにはまだこの波が届ききっていない。 […]

Chartogne Taillet(シャルトーニュ・タイエ)

果てしない熱意を持った1983年生まれのアレクサンドル・タイエ。 世界大戦前はグランクリュの村々と同じ価格で取引されていたメルフィ村に本拠地を構え、そのメルフィを体現しようと土壌を研究し尽くし、畑を耕す馬や堆肥用の羊すらもメルフィ内で育てるという筋金入り。 ジャック・セロスでの修行後、両親が営むシャルトーニュ・タイエに参画してから早10年余り。 ミネラル感豊 […]

Agrapart et Fils(アグラパール・エ・フィス)

「私は、土壌に対する姿勢はブルゴーニュ的だが、ワインづくりにおいてはきわめてシャンパーニュ的だ」 コート・デ・ブランのレコルタン・マニュピュラン(RM)生産者の大御所、アグラパールの当主のパスカル・アグラパールは語る。 グラン・クリュ アヴィズ村に本拠地を置くアグラパールはコート・デ・ブランのテロワールを知り尽くした、シャルドネの天才的な表現者でありRMブー […]

Henriot(アンリオ)

Henriot HP 200年続く家族経営のシャンパン・メゾン。それがアンリオだ。 フィロキセラや世界大戦の被害を受けながらもアンリオの一族がブランドを絶やさず継承し続けており、シャンパーニュの中ではとても珍しい存在である。 1990年代には大手メゾンであるブルゴーニュのブシャール・エ・フィス、シャブリのウィリアム・フェーブルなどを傘下にし、これを機に2つの […]

Bollinger(ボランジェ)

Bollinge HP ボランジェは設立当初から現在まで家族経営の非常に珍しいシャンパーニュ・メゾンである。 他にもシャンパーニュのアヤラ、ブルゴーニュのメゾン・シャンソン、ロワールのラングロワ・シャトー、コニャックのデラマンを所有している。 主にグランクリュとプルミエクリュから成る178haもの自社畑を所有し、生産に必要な約60%を賄っている。 木樽での発 […]

Pierre Peters(ピエール・ペテルス)

Pierre Peters HP ピエール・ペテルスはコート・デ・ブランのグラン・クリュを中心に計18haを所有するブラン・ド・ブランのスペシャリスト。 少しも濁ることなく、ピュアでクリーンでまっすぐなスタイルは多くの人々を魅了している。 特にフラッグシップであるシェティヨンは秀逸であり、メニル・シュル・オジェでトップの1つであるシャンパン。   […]

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