Dry Creek Valley(ドライ・クリーク・ヴァレー)
ドライ・クリーク・ヴァレー(DCV)はソノマにあるAVAで、カリフォルニアの中で最もジンファンデルに適したテロワールを持つエリアの一つとされている。白ブドウではソーヴィニヨン・ブランで品質の高いものが見られる。 歴史を見ると、この地ではゴールドラッシュによってイタリアから移民が流れこんできた1850年頃からワインが作られてきた。1900年初頭まで賑わいを見せ […]
ドライ・クリーク・ヴァレー(DCV)はソノマにあるAVAで、カリフォルニアの中で最もジンファンデルに適したテロワールを持つエリアの一つとされている。白ブドウではソーヴィニヨン・ブランで品質の高いものが見られる。 歴史を見ると、この地ではゴールドラッシュによってイタリアから移民が流れこんできた1850年頃からワインが作られてきた。1900年初頭まで賑わいを見せ […]
フリウリ・ヴェネツィア・ジュリア(フリウリ)はイタリアの北東端にあるワイン産地で、北はオーストリア、東はスロヴェニア、南はアドリア海に面している。イタリア全体のわずか4%という生産量だが、とりわけ白ワインの品質は傑出している。生産量の75%以上が白ワインとなるが、赤ワインからも地場品種・国際品種ともに質の高いものが味わえる。協同組合が盛んなトレンティーノ・ア […]
プロヴァンスはフランス最南東にあるワイン産地で、温暖な地中海気候が生む高品質なロゼワインで知られている。主にグルナッシュとサンソーのブレンドからなるプロヴァンスのスタイルは今や世界中がこぞって真似をしている。生産量で見ると、プロヴァンスのAOCワインの約90%がロゼで占められているが、これはなんとフランス全体のAOCロゼワインの約40%にも相当する。 ロゼ以 […]
マルケはイタリア中東部に位置し、アペニン山脈からアドリア海まで広がっている。北はエミリア・ロマーニャ、西はウンブリア、南はアブルッツォに囲まれている。赤ワインは主にモンテプルチアーノとサンジョヴェーゼのブレンドから、白ワインは主にヴェルディッキオから作られる。もともとはヴェルディッキオがこの地の主要品種であったが、現在では上記の黒ブドウ2品種がより多くのワイ […]
リベラ・デル・ドゥエロはスペイン北部カスティーリャ・イ・レオンにある重要なワイン産地である。 この地を世界に知らしめたのはテンプラニーリョであり、その代表として名が挙がるのがベガ・シシリア(Vega Sicilia)である。1864年に設立されたこのワイナリーは、現在なおリベラ・デル・ドゥエロを、そしてスペインを代表するワイナリーとして君臨している。もう一つ […]
ロシアン・リバー・ヴァレー(RRV)はカリフォルニア・ソノマ郡の中心に位置する、全米で最も称賛を受けるトップクラスのワイン産地である。カリフォルニアで最も冷涼かつ霧がちなAVAの一つで、高品質なピノ・ノワールやシャルドネの栽培に最適な環境が整っている。ソノマを代表する超一流ワイナリーたちの本拠地でもあり、ウィリアムズ・セリエム(Williams Selyem […]
南西地方はフランス南西部を広大にカバーするワイン産地である。地理的にはボルドーもフランス南西部にあるが、ご存知の通りボルドーは存在感が非常に強く単体で独立している。このため、南西地方はその影に隠れた産地と言う人もいる。しかし、国際品種からの同じようなワインがあふれかえる現代において、南西地方のワインは極めてユニークであり、地場品種と個性の宝庫と言える。 エリ […]
ビエルソは広大なカスティーリャ・イ・レオンの北西部、ガリシア地方との境界近くに位置するワイン産地である。近年になるまでビエルソはどちらかというと地元用に粗野なワインを作っているような産地であった。 転換期となったのは1990年後半、プリオラートの偉人アルバロ・パラシオスと彼の甥リカルド・ペレスがこの地に足を踏み入れたことだった。ビエルソのテロワールに大きく魅 […]
トロはスペイン北西部カスティーリャ・イ・レオンにあるワイン産地である。ティンタ・デ・トロから作られるパワフルなフルボディワインで近年注目度が高まっている。トロはワイン生産の長い歴史を持つが、大きな都市や港から離れているため、他産地に比べてスポットライトを浴びることはあまりなかった。しかし、リベラ・デル・デュエロの人気が上昇し、地価が上がると多くの投資家たちは […]
ラングドックはフランス南部にある重要なワイン産地である。生産量の約75%が赤ワインで、広大な畑にはフランスの全ブドウ約1/3が植わっている。シラー、グルナッシュ、カリニャンなどのローヌ系品種にピクプールなどの地場品種、また国際品種も多く見られ、実に多様な品種が栽培されている。 ラングドックの生産の中心を担うのは協同組合で、1950年代はほぼ全ての生産量(約9 […]