アペラシオン

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Eden Valley(イーデン・バレー)

イーデン・バレーはサウス・オーストラリア州にある冷涼な産地で、お隣のバロッサ・バレーとあわせてバロッサ・ゾーンと呼ばれている。ゾーンの南東を占めるイーデン・バレーは、バロッサ・バレーとともに世界で最も重要かつ高品質なワインを生み出す産地の一つとして広く認知されている。   ■テロワール イーデン・バレーは、実際にはバレー(渓谷)ではなく、むしろなだ […]

Constantia(コンスタンチア)

南アフリカのウエスタン・ケープの州都ケープタウンは、アフリカ有数の世界都市であり風光明媚な観光名所として知られている。この街の南に位置するコンスタンチアには、その起源を1685年まで遡ることができる程の深い歴史がある。とりわけ18-19世紀の時代には、伝説の甘口ワインVin de Constance(ヴァン・ド・コンスタンス)で名を馳せたという記録が多く残っ […]

Aconcagua Valley(アコンカグア・バレー)

アコンカグアはチリに広がる4つのリージョンの内、北から二つ目にあるワイン産地である。ここには重要なサブリージョンが3つあるが、そのうちの一つがアコンカグア・バレーであり、チリを代表する産地として広く知られている。 チリの首都サンティエゴから北100kmほどに位置するアコンカグア・バレーは、暑く乾燥しているため長らくブドウ栽培に適さないとみなされてきた。しかし […]

Salta(サルタ)

アルゼンチンの北端にあるサルタは、世界で最も過酷な環境を持つワイン産地と言っても過言ではない。というのもアンデスの山岳地帯に広がるサルタの中には、標高3000mを超す驚異の畑が存在するからである。ワイン産地の規模としては、アルゼンチンの中で4番目に大きいサルタだが、トップのメンドーザと比べると生産量が極めて少ないのが特徴である。サルタの中核となるのは、やや南 […]

Bollinger(ボランジェ)

Bollinge HP ボランジェは設立当初から現在まで家族経営の非常に珍しいシャンパーニュ・メゾンである。 他にもシャンパーニュのアヤラ、ブルゴーニュのメゾン・シャンソン、ロワールのラングロワ・シャトー、コニャックのデラマンを所有している。 主にグランクリュとプルミエクリュから成る178haもの自社畑を所有し、生産に必要な約60%を賄っている。 木樽での発 […]

Anjou-Saumur(アンジュー・ソーミュール地区)

シュナン・ブランの成功でロワールワイン界のトップに躍り出たアンジューとソーミュール地区。 それだけでなく約1.5万haの広大なワイン産地では辛口~甘口の白・ロゼワイン、パワフルな赤ワイン、スパークリングまで、思いつく限り全てと言っていいくらいの種類のワインが生産されている。 分類として31ものアペラシオン(29のAOCと2つのVDQS)が認められており中々難 […]

Hermitage(エルミタージュ)& Crozes Hermitage(クローズ・エルミタージュ)

15%までマルサンヌとルーサンヌをブレンドすることができるが、100%シラーのワインが一般的。 その昔、ロシア皇帝に愛され、19世紀前半まではフランスの中でも最も高価なワインと持て囃されていたのがエルミタージュだった。 そしてほとんど知られていないのだが、当時高価なボルドーワインにはエルミタージュのワインがブレンドされていた。 しかし、実はシラーというだけで […]

Châteauneuf-du-Pape(シャトーヌフ・デュ・パプ)

「法王のワイン」として知られるシャトーヌフ・デュ・パプは、コート・デュ・ローヌのワインの中でもとりわけ知名度が高い。 フランスで最初のAOC規定のシステムを築いたのも実はシャトーヌフ。 また、フランスのどんなワインと比べても最低アルコール度数(12.5%)が高いという特徴があったのだが、近年の温暖化によって14.5%を下回ることは珍しく、時には16%にも達す […]

St.Joseph(サン・ジョセフ)

コート・デュ・ローヌの7つのアペラシオンの中で、クローズ・エルミタージュに次ぐ大きさを誇るサン・ジョセフ。 基本的にはシラーの産地だが、マルサンヌとルーサンヌも栽培されており、赤ワインには最大10%までブレンドすることができる。 1668年にはすでにワインが販売されていた記録が残っているほどその歴史は長い。 フランス国王の食卓でも高く評価され、ヴィクトル・ユ […]

Fixin(フィサン)

■特徴 教会の勢力が活発だったためワイン造りの歴史は古く、11世紀の初頭からブドウ栽培されていた記録が残っている。 栽培面積約100haとややこぢんまりとしたフィサンは、人気アペラシオンであるジュヴレ・シャンベルタンに隣接しており、中々フォーカスされることがない。 コート・ド・ニュイ・ヴィラージュを名乗ることもできるため、フィサンの名を冠せず販売をされること […]

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