ヴァレ・ド・ラ・マルヌを拠点とするジャン・マルク・セレックは、自然栽培や樽発酵、低ドサージュを取り入れ、区画ごとの個性を余すことなく映し出す新世代シャンパーニュの旗手です。父から家業を継いだ後は、少量仕立ての精緻な醸造を導入し、その品質は飛躍的に高まりました。今や評論家や愛好家から熱い注目を集め、ワイン・アドヴォケイト誌では数々のキュヴェが高得点を獲得するなど、存在感を確立しています。
「ソリスト ムニエ ロゼ シャルミエ」は、一級ピエリーの丘の中腹、1964年と1971年に植えられた古樹のムニエだけを用いた希少なロゼ。350Lのオーク樽で発酵・10ヶ月熟成を経て、さらに瓶内で48ヶ月熟成。ドサージュはわずか2g/Lに抑えられています。グラスからはイチゴやラズベリー、チェリーの華やかな香りが立ち上り、リンゴを思わせる清涼感やローズ、スパイスのニュアンスも漂います。口に含めば、豊かな果実味にミネラル、しっかりとした旨味や香ばしさが幾重にも重なり、複雑で多層的な味わいが広がっていくことでしょう。
「ロゼでここまで深みを出せるのか…」そんな感嘆を誘う、力強さとエレガンスの両立。単一区画・単一品種というアプローチが、その説得力を支えています。
お召し上がりには10〜12℃で大ぶりのグラスを。抜栓直後の果実の華やかさに加え、時間の経過で奥行きと香ばしさが開いてきます。鴨肉のローストや仔羊の香草焼き、ポルチーニのリゾット、あるいは熟成ウォッシュチーズと合わせれば、このワインの持つ奥深さが一層引き立つはずです。
古樹のムニエが描き出す多層的な表情は、グラン・メゾンのプレスティージュ・ロゼに比肩する完成度。セレックの哲学が結晶した希少な一本です。
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