今月のおすすめワイン本【2019年4月】「ボルドーでワインを造ってわかったこと」
- 2019.04.19
- 今月のおすすめワイン本
- ソムリエ, ボルドー, 生産者
ワインやお酒の文化に関連したおすすめの本をご紹介する『今月のおすすめワイン本』コーナー。
連休に久しぶりにゆっくり読書タイムが取れそうだな、という方、ちょっと分厚いですがこんなワイン本を読んでみるのは如何でしょうか。
今月お薦めしたいのは・・・
『ボルドーでワインを造ってわかったこと』(安蔵 光弘さん著/イカロス出版 税込2,808円)です。
著者の安蔵さん、ワイン専門誌などで見かけたことのある方もいらっしゃると思います。
『シャトー・メルシャン』のチーフワインメーカーですね。
この著書は、彼が仏ボルドーの『シャトー・レイソン』で4年間栽培・醸造を学んだ際の記録です。
(*元々は10年以上前に『等身大のボルドーワイン』というタイトルで出版されていたものをアレンジ・改題して再出版した新バージョンです。)
4ヴィンテージに渡ってブドウ栽培と醸造の現場に携わった安蔵さんの記録は、そこで彼自身が初めて知り、驚き、学んだことがに熱量たっぷりに言葉になっています。
本の帯に書いてある
「ボルドーは決して気候に恵まれた土地ではなく、生産者の努力で偉大なワインの地位を築いたのだ」
という結論にたどり着くまでの試行錯誤、現場の立場で克明に描かれていて本当に説得力があり、「造りの現場」視点にグイグイ引き込まれます。
僕がこの本から知って特に印象に残ったのは「低収量と収量制限は違う」という項目。
ここに引用して書いてしまうと著者の方に失礼ですから実際に皆さんに読んで戴きたいのですが、若木の段階でのグリーンハーベストについて書かれた文章などは目からウロコものでした。
ワインメーカーによる記録というと技術的な専門書のように見えますが、読んでみると決して難しい内容ではなく、むしろワイン造りにおける「考え方」に主軸が置かれています。
最近多いソムリエやワインジャーナリストによる「ワイン入門」等とは全く世界観・思考法の違う、現場のヒリヒリ感が伝わるリアルな1冊。
ワインを愛する皆さんに、是非読んでみて戴きたいと思います!!
本の詳細はこちらをご参照ください。
↓↓↓
https://www.ikaros.jp/sales/list.php?srhm=0&tidx=75&Page=1&ID=4284
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