ワインボキャブラ天国【第41回】「厚みのある」英:thick 仏:epais
- 2020.06.24
- ワインボキャブラ天国
- フランス, 生産者
連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!
取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!
ということで今回ご紹介する言葉は・・・
「厚みのある」
英:thick
仏:epais (*最初のeに右上がりのアクセント 形容詞:発音は「エペ」)
「厚みのあるワイン」がどんなものかは、
果実味が豊かで、赤ならタンニンの渋味がしっかりしていて、
以前このコーナーで紹介した他の言葉を使うならば“
ワインを口に含んだ時、誰でも自然に「
そこで、とても濃厚で重いスタイルのワインだと感じた時に、
「厚みのある、味わい豊かなワイン」
「厚みを感じるリッチなワイン」
などと表現すると、
一方で対義語としての「薄いワイン」という言葉は、
この表現を聞いてそのワインを飲みたいと思う人は誰もいませんし
(*だからと言って、
例えば誰かに飲ませて戴いたワインが「薄っぺらいワインだなあ」
そこはそのままを言葉にするのではなく「滑らかで、
ワインの好みは、ひとそれぞれ。
自分が薄いワインと思っていても、
それを前提として出来るだけネガティヴな表現をダイレクトに口に
・・・勿論一人で飲む時や、
皆さんの本音の感想を聞くことが、
厳しいお言葉、大歓迎でお待ちしております!
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