ワインボキャブラ天国【第25回】「レモン」英:lemon 仏:citron

ワインボキャブラ天国【第25回】「レモン」英:lemon 仏:citron

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!

取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!

ということで今回ご紹介する言葉は・・・

「レモン」
英:lemon
仏:citron (男性名詞:発音は「シトロン」)

この言葉は特に白ワインを表現するうえでは非常に良く使う基本的なものですので、特に説明をしなくてもどんなワインに使用するかはイメージできますよね。非常にフレッシュで溌溂とした、キレの良い酸があるような若い白ワインに対して使うボキャブラリーです。

例えば、とても爽やかな辛口のシャルドネやソーヴィニヨン・ブランで、収穫年から2-3年くらいまでの非常にシャキッとしたワインを表現する際に、「搾りたてのレモンのようにシャープな酸があり、フレッシュな香りがある・・・」なんていう風に使います。

また、白ワインでも凝縮度が高く甘みがあるようなワインの場合には、レモンのはちみつ漬け、とかレモンジャム、のように表現を発展させていくことも出来ますね。これまでベリー系果実の時にもご紹介してきましたが、ワインを表現する際の果物系ワードは、フレッシュ⇒完熟⇒砂糖漬けのコンポート⇒煮詰めた⇒ジャム、など、濃度・甘さの度合いを測る言葉を加えていくことでより具体性が増します
レモンで香りに若々しい青さがある時などは、「レモンゼスト(皮)」などで表現しても良いですね。

同類の言葉には「ライム」や「グレープフルーツ」など、他の緑-黄色系の柑橘系フルーツもあります。「オレンジ」になってくると、ワインの香りの印象に温暖な気候による甘さが感じられる時に使いますね。これらの同類語については、このコラムで順次ご紹介していきますよ!

それでは今週はこのへんで。
今日、あなたの表現するワインの世界が少し広がりました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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