ヴァレ・ド・ラ・マルヌに本拠を置くジャン・マルク・セレックは、シャンパーニュの新世代を象徴する造り手として、近年その評価を高めています。父の代から続く家業を継いだ彼は、畑ごとの個性を尊重し、樽発酵や低ドサージュを積極的に導入。テロワールを映し出す少量生産のスタイルは、グラン・メゾンとは異なる価値を提示し、評論家や愛好家から高い支持を集めています。その成果はワイン・アドヴォケイト誌94点という評価にも表れており、いまや注目すべき存在となりました。
「ソリスト シャルドネ・タルティエール・ポルジョン」は、その名の通り単一区画「タルティエール・ポルジョン」のシャルドネ100%で仕立てられるブラン・ド・ブラン。320〜600Lのオーク樽で発酵と10ヶ月熟成を経た後、さらに瓶内で48ヶ月の熟成を重ねてリリースされます。香りは白い花や柑橘、青リンゴに、樽由来のアーモンドやトースト、バニラが重なり、繊細でありながら奥行きある印象。口に含めば、透明感のある果実と引き締まった酸が広がり、塩味を帯びたミネラルが余韻を深く伸ばしていくことでしょう。
「これぞ単一区画の説得力…」と心に響くような緻密さと静かな力強さ。ドサージュは3g/Lと控えめで、果実の純度が際立ちながらも角の取れた優美さを感じさせます。
お召し上がりには10〜12℃で大ぶりのグラスを。抜栓直後はやや硬質な印象ですが、時間とともにふくらみを見せ、複雑な表情が花開きます。鶏肉のヴァンブランや仔牛のソテー、トリュフを添えたリゾット、さらには熟成ブリーやコンテといったチーズとも好相性です。
単一区画のシャルドネが描き出す気品と緻密さは、グラン・クリュのブラン・ド・ブランにも匹敵する完成度。セレックの美学を凝縮した一本として、自信を持っておすすめできるシャンパーニュです。
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