今月のおすすめワイン本【2020年10月】「365日、毎日1つワイン雑学を知る1冊」
- 2020.10.05
- 今月のおすすめワイン本
- グラス
毎月第1月曜日のワインコラムは、読むとワインを飲むのがもっと楽しくなる本を毎月1冊ご紹介する『今月のおすすめワイン本』コーナー。
今月選んだ1冊は、ワインに関する様々な雑学を1日1本ずつのショートコラムで楽しめる日めくりカレンダー的なこちらの本。
『ワインの雑学 365日』
(ジョナサン・アルソップさん著 辰巳琢朗さん監修/ガイアブックス 税抜2,800円)ご紹介したいと思います。
美術や音楽の入門書でも「毎日1つ知る」的な本は最近人気のようですね。
確かに、一つのジャンルについて全体像を一気に学び、知ろうと思うと大変ですが、1年365日に毎日1ページずつ読んで・・・なら何とか3日坊主な自分でも頑張れるような気がします。
こちらの本は以前こちらのコラムで紹介した『ワイン語辞典』のようにワインにまつわる様々な話題がごった煮的に入っておりまして、毎週の各曜日ごとに決まったジャンルのコラムが1本ずつ紹介されていく形式。
ブドウについて、産地や土壌について等の専門的な内容もあれば、料理やレストラン、ワインの言葉、週末のワインアドヴェンチャー(USAに住んでいれば凄く楽しめそう!)といったカジュアルに楽しめる内容も豊富。
毎日1つずつ読んでいくのも良いですし、曜日のジャンル別に読んでいく進め方もありだな・・・と思いました。
著者のジョナサン・アルソップさんは、ワインライターとして世界中様々なメディアに寄稿しつつ、ボストンで自らワインスクールも運営する方だそうです。
もともと欧米で発売されて大ヒットした原書のタイトルは非常に長く
「Wine Lover’s Devotional: 365 Days of Knowledge, Advice, and Lore for the Ardent Aficionado」。
Devotionalですから差し詰め、「ワインラヴァーの365日の礼拝」という意味ですかね(正しいかは自信無いですが)。
ワイン好きなら365日毎日何らかのワインを体に入れて心と体を清めたい、飲めない日はせめてワインの知識でも、と思っているでしょうから、僕はこの原題に1票入れたいところ。
単なる「雑学」じゃあ勿体ないですし、内容がやや陳腐に思えてしまいそうですしね。
今回の1冊も、ワイングラス片手に秋の夜長にパラパラめくりながら読むにはぴったり。
装幀も、上の画像より現物はずっと素敵ですので、本棚に飾っておくのにも良さそうです。
(大きくて、そしてかなり重いですので、正確には右手にグラス、左手に本書、という訳にはいきませんので念のため。。。。)
是非是非、お近くの本屋さんやネット書店で探してみてくださいね。
≪この本についての詳しくは、出版社の書籍紹介ページをご参照ください≫
↓↓↓
http://www.gaiajapan.co.jp/books/food/wine/937/
ということで今月のワインお薦め本ご紹介でした。
11月も第1月曜日に僕が読んだワイン・お酒・料理などの関連本をご紹介致しますね。
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