「ワインオープナーはどれを選ぶべき?」 ワインはじめて講座
前回は「赤ワインの常温は、石造りの地下セラーの温度、13-15℃が基準」という話をしました。
だから赤ワインも飲む前に少し冷やし「本来の常温」に近付けることでぐっとおいしくなります。
このひと手間、ワインをおいしく楽しむために是非やってみてくださいね。
おいしい温度に設定する、という事前準備をひとつ知って戴いたところで、 今回からも引き続き「ワインをよりおいしく楽しむには」をテーマにこのコラムを進めていきたいと思います。
ということで次に来るのは「ワインの抜栓」ですね。
栓を開けるための道具の選び方、失敗しない開け方から、飲む前の開けるタイミングまで、 順番にご紹介していきます。
さてまず第1回目は「ワインオープナー、どれを選ぶべきか?」です。
今やワインオープナーには非常に様々なスタイルのものがあります。
一つ一つ、その長所短所を説明した上で、オープナーの選び方をアドバイスさせて戴きますね。
最もシンプルなものは、持ち手にスクリューが付いただけの一番シンプルな「T字型コルク抜き」です。
(画像が見られるかたは、上段右から2番目)
スクリューを指して引き抜くだけの非常にシンプルな作りです。
また、これと同様のものが円周率の「π」のような形をした、剣が2本付いているタイプ(上段一番左)。
「2本コルクプラー」と呼ばれるもので、コルクと瓶の隙間に剣先2本を差し込み、挟んで引き抜くタイプです。
これら2つは一見すると非常に手軽に使用できるように見えますが、 実は固いコルクだと非常に抜き辛く、途中でコルクが折れる、というケースも頻発します。
また「2本コルクプラー」は、瓶口に内側から力がギリギリと加わることで、 瓶が割れてしまう、という事故も時々起こります。
これら2つのオープナーは失敗する確率が高くなりますので、 今お使いの方には出来るだけ他のオープナーをご用意することをお薦めしますよ。
このシリーズでは最終的には「ソムリエナイフ」をお薦めしますので、 取り敢えずは焦って買わずにその回を読むまで待っていてください!
次回も引き続きワインオープナーについてお送りします。
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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