ワインボキャブラ天国【第21回】「肉感的な」英:fleshy, meaty 仏:charnu

ワインボキャブラ天国【第21回】「肉感的な」英:fleshy, meaty 仏:charnu

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!

取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!

ということで今回ご紹介する言葉は・・・

「肉感的な」
 英:fleshy, meaty
仏:charnu (形容詞:発音は「シャルニュ」)

字面だけを見ると一瞬ドキッとするような言葉ですね 笑
「肉感的なワイン」・・・一体、どんなワインをイメージしますか?

ワインには様々な味わいスタイルがありますが、口に入れた時の第一印象で「柔らかくふくらみのあるタイプ」なのか「引き締まって硬質的なタイプ」なのかは、ワインをある程度飲んでいる人ならすぐに判断できるはず。

「肉感的な」という言葉は、そのワインが非常にふくらみ豊かで、ボリューム感のある時に使う言葉です。
果実味が非常に豊かでアルコール度数も高く感じられるワイン、つまり温暖な産地のワインに使用することが多い表現ですね。

口に入れた瞬間に感じたボリューム感を表現するだけの言葉なので、果物や花を使った選び取り方と難しい香りの表現とは違い、誰にでも簡単に使える、コメントに付け加えやすいボキャブラリーでもあります。
何か感想を求められたら、まずは「ボリューム感豊かで肉感的なワインですね」のように使えば良いと思います。

この対極にあるのが、冷涼な地域で造られた、酸とミネラル感がパキパキッとしたワイン。
そんなワインのテイスティング表現ではよく「クリスピーなワイン」なんていう風に言います。
こちらはちょっとだけ使い方が難しいかもしれませんが、ワインに口の中でとてもタイトに引き締まってくるイメージを感じたら、使ってみてくださいね。

今日、あなたの表現するワインの世界が少し広がりました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
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