「アルバリーニョ種について」 ワインはじめて講座
- 2020.02.02
- ワイン初めて講座~ワインの基礎知識~
- アルバリーニョ, スペイン, ソムリエ, テンプラニーリョ
「ブドウ品種を詳しく知ろう」シリーズ、白ブドウ品種も7品種目になりました。
前回までのスペイン系黒ブドウ『テンプラニーリョ』に続きまして白もスペインの品種。
『アルバリーニョ』種についてご紹介していきたいと思います。
このブドウ品種、まだまだ知名度は非常に低いのですが、実は今かなり注目を集めている品種でもあります。
その理由について知って戴くと・・・
たぶん、この品種のワインはあなたの普段飲みの選択肢に必ず入るはずですよ。
まずはこの品種が栽培されている地域について。
スペイン北西部のガリシア地方にある「リアス・バイシャス」地域が最重要産地です。
この産地で、スペイン国内のアルバリーニョ収穫量の9割を占めてしまうとのこと。
まさに、土着品種ですね。
ガリシア地方は入り江(=スペイン語でRia リア)が多く、細かく入り組んだ海岸線が長いので、この地のような海岸が「リアス式海岸」と呼ばれるようになりました。
リアス・バイシャスの地名にもまさにその名が付いています。
その他の産地としては、やはりポルトガルの大西洋沿岸部があります。
(*そうそう、最近の教科書では「式」が抜けて「リアス海岸」に表記が変わったそうですよ・・・・ 昭和生まれの方にだけお知らせです 笑)
このブドウは果皮が非常に厚くなるため、大西洋岸の非常に暑い地域でも栽培することが出来るのだとか。
果皮の薄いブドウでは、暑さで果実が膨張して破裂してしまうこともありますから、まさに適材適所の観点で栽培されているのが土着品種、というのを象徴していますね。
それでは今回はこのへんで。
次回も引き続き『アルバリーニョ』種、この品種の味わい特徴についてご紹介します!
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
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