『8つの言葉で、ワインと料理のマリアージュを考える』
- 2019.10.26
- なるほどのあるワインコラム
- スペイン, ソーヴィニヨン・ブラン, ピノ・ノワール, マリアージュ, 白ワイン, 赤ワイン, 香り
ワインと料理のマリアージュは、食材+調理法(焼く、煮るetc)+味付け、で様々に変わります。
例えば白身魚のお料理でも、
オリーブオイルで焼くのかバターなのか、塩焼きにレモンなのかガーリックなのかクリームソースなのか、
それともハーブを使った香草焼きなのか・・・でベストマッチはどんどん変わって行くもの。
「まったく合わない」というのは実はあまりなくて、「より合う料理」が変わる、というイメージでしょうか。
CLUB30の商品ページに掲載している味わいチャートの言葉と意味合いをざっと覚えておくだけでも、
料理と合って、しかもじぶん好みのワインを選ぶ精度はぐっと高まります。
白なら「ソフト&フルーティ」「きりっとシャープ」「まろやか濃厚」「コク辛口」の4つ。
赤なら「華やかエレガント」「深い旨味」「まろやか濃厚」「がっしり渋味」の4つで、合計たったの8つ。
これを基準にしてご自宅用のワイン選ぶなら、例えば下記のような流れになります。
①サンマに白ワインを合わせたい時
・サンマ⇒シンプルに塩焼き⇒レモンと大根おろし添え⇒さっぱりした味の料理
⇒「きりっとシャープ」系白ワインで、レモンのさっぱり感を更に引き立てたい
⇒ソーヴィニヨン・ブランの「ル・クロー・ドローム ヴァランセ」
・サンマ⇒オリーブオイルでソテーして、バジルなど香草系のソース
⇒しっかりした味付けだけど甘みはない⇒「コク辛口」系白で香草の香りを更に生かしたい
⇒アルザスの「エミール・ベイエ リースリング・トラディション」
②豚肉に赤ワインを合わせたい時
・豚肉⇒ニンニクとショウガで炒める⇒砂糖とお酒を使った甘い醤油味
⇒豚肉の脂とたれの甘みが濃厚な味わい
⇒「まろやか濃厚」系赤ワインが合いそう⇒スペインの「ラファエル・カンブラ ドス」
・豚肉⇒塩・胡椒・香草だけで焼く⇒豚肉の旨味+胡椒やハーブの香り高い繊細で上品な料理
⇒「華やかエレガント」系赤ワインが合いそう
⇒上品な飲み口で渋みが強過ぎない「クロズリー・デ・リ ピノ・ノワール」
という具合に料理のスタイルから合うワインを想像していけば、意外と簡単にマリアージュするもの。
これをお客様に実感して戴きたくて、CLUB30は「マリアージュの参考基準となる料理」を1本ずつに載せているんです♪
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