『ブドウ品種を知ろう』シリーズの総括・まとめ。 まずは単一品種ワインと複数品種ブレンドワインそれぞれをどう捉えるか、についてご紹介しました。 単一品種の方がブドウ品種そのものやテロワールの個性、造り手の資質がはっきり出るから良いのでは・・・ という考え方の方もいるようですが、特にそういうことではなく、単一品種ワインとブレンドは全く別次元の考え方の元に造られている、と思っていた方が良いかと思います。
そして、単一品種のワインではその品種の個性が忠実に出ているものが正しい、ということでもありません。 極端な例を出せば・・・カベルネ・ソーヴィニヨン100%のワインなのに、まるでピノ・ノワールのようなスタイルのワインだって世の中には存在しますし、その逆も然りです。 ではそのワインは本来あるべき姿から外れた質の低いワインなのか、と言われたらこれまたそんなことは無く、あくまでもワインとして美味しく仕上がってさえいればそれは上質なワイン、それだけの話です。
同じブドウ品種を使ったとしても、畑の土壌、仕込み方、熟成のさせ方など、ワインとして形にし、育て上げていく過程で全く異なったものに変貌していくのは人間と一緒。 この品種らしい個性がないからダメなワイン、ということは全くありません。
だからブドウ品種はあくまでも「初めて買うワインを選ぶときの、ちょっとしたヒント」。 自分の好みの方向を向いているかどうかを判断する羅針盤的に使って、実際に飲んでみたら思っていたのと違ったけど嬉しい誤算だった・・というのは良くある話です。 品種や産地の個性に、あまり忠実性だけを求めない方が、ワインをより楽しめますし、新たなおいしさとの出会い・発見に恵まれますよ♪
ということで今回の「はじめて講座関連ワイン」は・・・ 目隠しで飲んだら多分誰もカベルネ・ソーヴィニヨンと思わないカベルネ100%ワイン。 先日のワインイベントのブラインドテイスティングゲームでは、なんと「バローロ」と間違えた人もいらっしゃいました!
↓↓↓
≪はじめて講座関連ワイン≫
『レッチャイア カベルネ・ソーヴィニヨン』
(イタリア /トスカーナ州産赤ワイン
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニヨン種100% /
熟成:スロヴェニアン・オークの小樽 & バリック18ヶ月熟成) ↓↓↓
それでは今回はこのあたりで。 「ブドウ品種のまとめ」、もう少しだけ続きます。
今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!
ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。
これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。
主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。
ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。
是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!