グリューナー・フェルトリーナー種について その3

グリューナー・フェルトリーナー種について その3

『ブドウ品種を詳しく知ろう』シリーズ、 オーストリアを代表するブドウ品種『グリューナー・フェルトリーナー』最終回となりました。 いま世界中で熱い注目を集めているオーストリアの土着ブドウ品種によるワインは、 ライム、レモン、グレープフルーツなど明快な柑橘類のニュアンスがあり、 そしてそこに白胡椒を想わせる抜け感のある香りがアクセントを加えた印象。 強烈なインパクトで押し切るようなスタイルではなく、じんわりと旨味が押し寄せてくるような、しみじみタイプのワインです。

さて、今回はこのワインはどんな料理に合わせるとおいしいのか、について考えてみましょう。 様々な料理と上品に合う、という並外れたポテンシャルで注目されているブドウですので、この品種を知っておくとペアリングの幅がぐっと広がりますよ!

さて、オーストリアの名物郷土料理、と聞いて具体的に思い浮かぶ方はあまりいないかもしれませんが、「仔牛肉の料理」がそれにあたるかな、と思います。 例えば薄く平たく叩いた仔牛肉を揚げて、レモンを絞ってシンプルに楽しむカツレツ『ヴィエナ・シュニッツェル』が外せない名物料理ですよね。 または、仔牛肉を野菜と一緒に茹でた料理など、あまり濃いソースを使わずに食べる肉料理が色々とあります。 どちらも、赤ワインよりも旨味あふれる白ワインのほうが合いそうでしょう?

そして『グリューナー・フェルトリーナー』は、和食との相性も抜群。 そのじんわり、しみじみと来る旨みは、特に焼鳥などと合わせると最高に良く合いますよ。 Firadis WINE CLUB30では、マリアージュレシピとして「柚子風味鶏つくね」をご提案しているのですが、柚子の香りニュアンスとグリューナーの香りがきれいに同調し、その後はワインと料理の旨味が絶妙に混ざり合っていくイメージ。 塩味の焼鳥とグリューナーの相性、これは絶対に試すべき価値のある組み合わせ、だと思います!!

それでは今回もこの品種を使ったワインを1本ご紹介。 「はじめて講座」関連ワイン、2,000円台で買えるオーストリアの実力派グリューナーです!↓↓↓
≪はじめて講座関連ワイン≫

アーウィン・ウィンクラー グリューナー・フェルトリーナー リード・フォルダールンベルク 750ml(オーストリア産辛口白ワイン)


『アーウィン・ウィンクラー グリューナー・フェルトリーナー リード・フォルダールンベルク』
(オーストリア / クレムスタル地区
ブドウ品種:グリューナー・フェルトリーナー種100% /オーガニック栽培 ステンレスタンク発酵・熟成)

『グリューナー・フェルトリーナー』は今回で終了。 次回からはまた次の黒ブドウ品種をご紹介したいと思います。 段々マイナーな世界に入ってきておりますが、次回の品種は南イタリアの濃厚な赤ワインを産む品種ネグロアマーロ』

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
Translate »