ワインボキャブラ天国【第14回】「コーヒー」英:Coffee 仏:café

ワインボキャブラ天国【第14回】「コーヒー」英:Coffee 仏:café

連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。
このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!

取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!

ということで今回ご紹介する言葉は・・・

「コーヒー」
英:Coffee
仏:café (形容詞:発音は「キャフェ」が最も近いでしょうか)

 

今日のテイスティング用語は「コーヒー」。
前々回に登場した「バター」と同様に、造りの工程で木樽をつかっているタイプの白ワインやシャンパーニュで良好な熟成を経たものに典型的な香り。
また、同様に樽を使った赤ワインでも良く感じ取ることができます。
元々のワインのスタイルによっては、樽を使っていないものでも熟成香の一つとして表れます。

コーヒーにもいろいろな種類がありまして、例えばコーヒー豆の状態で香ばしいロースト感のある香り、豆を挽いたばかりの非常に強く濃厚なビター香、そして、淹れたてのコーヒーのとても芳しい、時に酸味まで感じさせるような香りなど。

これらを含め、コーヒーのタイプなどにも言及すると、香り表現により広がりが。
例えばやや甘い印象の「モカの香り」や、ビターな「エスプレッソ」の香り。
少しだけミルクを落とした入れたラレ・マッキアートや、ミルクたっぷりのカフェオレのような印象、などもありますよね。

ワインのテイスティングコメントをするときは、まずフルーツ系の香りでワインの方向性を分かりやすく指し示した後、コーヒー・紅茶やスパイス&ハーブ、木などの「ノンフルーツ系」で補強すると広がりが出るかと思います。
次に樽を使ったワインを飲む時には「コーヒーの香り、あるかな?」と探してみてくださいね。

それでは今週はこのへんで。
今日、あなたの表現するワインの世界が少し広がりました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
Translate »