モンテプルチアーノ種について その2

『ブドウ品種を詳しく知ろう』シリーズ、イタリアの黒ブドウ品種『モンテプルチアーノ』種第2回です。 主な栽培地はイタリアの中部から南部、アブルッツォ州やラツィオ州など。 果皮が薄いのに適度なタンニンと色素があるので、中口程度の飲みやすくバランスの良い赤ワイン、つまりカジュアルワインに最適なブドウ品種です。

この品種で造られた赤ワインの特徴はやはり「飲みやすく、フレッシュ＆フルーティ」。 チェリーなど赤系果実の印象に、スパイス感（黒胡椒、シナモンなど）とほんの少しの野性味。 程よいタンニンに控えめの酸味、という「万能食中酒スタイル」です。 幅広い料理に合わせられる赤ワインですので、気軽なレストランで前菜からメインまで1本だけ飲むのに最適なワインですよ。

ちなみにFiradis WINE CLUB30のマリアージュレシピでは『バーニャカウダ』をお薦めしています。 これは本来北イタリア・ピエモンテ州の郷土料理なのでワインの産地とはずれてしまうのですが、にんにく・アンチョビ風味のディップを付けただけの生野菜に赤ワインが合わせられる、というのを体験していただきたくて選んでみました。

その他、トマト＆バジルソースのスパゲッティや生ハム、お肉を塩胡椒で焼いただけのシンプルな料理など、「合わせるなら赤ワインかな」と思う料理なら大体何でも大丈夫。 モンテプルチアーノ・ダブルッツォを自宅に常備しておけば、迷わず・悩まずに毎日の夕食のワインとして活用できますよ！

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≪はじめて講座関連ワイン≫

『チトラ　ベッラ・トッレ　モンテプルチアーノ・ダブルッツォ』。
（イタリア /アブルッツォ州産赤ワイン　ブドウ品種：モンテプルチアーノ種100% / ステンレスタンク発酵・熟成）

『モンテプルチアーノ』種については2回で終了としましょうか。 次回は白ブドウ品種、何にするかはまだ未定なので・・・ 明日までに考えます！

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました！