シュナン・ブラン種について その1

シュナン・ブラン種について その1

『ブドウ品種を詳しく知ろう』シリーズ、今回は白ブドウなのですが・・・ この大事な品種をずっと飛ばしたままにしておりました。 本来ならばシャルドネ、ソーヴィニヨン・ブラン、リースリングの次に取り上げるべきだったのですが、つい他の品種に行ってしまいそれっきりに。 改めまして『シュナン・ブラン』今回からご紹介したいと思います。

この品種は元々はフランス中部、ロワール地方の更に真ん中あたり、アンジュー、トゥーレーヌの地域に起源があると言われています。 今も当地ではこの品種が栽培されていますが、実際の主要産地は所謂ニューワールドの諸国に移っていると言っても過言ではありません。

特に南アフリカ共和国は低価格のカジュアルワインから職人的生産者による上質なワインまでこの品種が非常に多く栽培されている他、カリフォルニアやニュージーランド、アルゼンチンなどでも広い面積で栽培されています。

この品種の最大の特徴は、白ワインのあらゆるタイプに適用できる利便性。 リースリングやセミヨンと同じように、きりっと辛口のフレッシュなスタイルのワインから、極甘口のワインまで。 この品種の有名産地であるロワール地方の『ヴーヴレ』では、辛口から貴腐ワイン、微発砲のスパークリングワインまでが造られているんですよ。 泡から極甘口までのキャパシティの広さを持つ品種は、なかなか貴重です!

さて、ここで『シュナン・ブラン』を使用したワインをご紹介したいところなのですが、実は現状Firadis WINE CLUBにはシュナン100%のワインが無く・・・申し訳ありません。 そこで、シュナンは30%のみの使用ですが、キャラクターが感じられるスパークリングワインをご紹介しておきます。
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≪はじめて講座関連ワイン≫
ドメーヌ・デュテルトル クレマン・ド・ロワール キュヴェ・サン・ジル N.V. 750ml(フランス ロワール産辛口白スパークリングワイン)


『ドメーヌ・デュテルトル クレマン・ド・ロワール キュヴェ・サン・ジル N.V』
(フランス /ロワール産スパークリングワイン
ブドウ品種:シュナン・ブラン種30%、シャルドネ種30%、ピノ・ノワール種30%、カベルネ・フラン種10%
熟成:24ヶ月以上瓶内熟成)

 

次回も引き続き『シュナン・ブラン』について。 この品種から造られる様々なワインのバラエティとその香味特徴について紹介していきますね。

今日も1歩、あなたはソムリエに近付きました!

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