WINE CLUB 30の人気白ワイン3本を比べてみた
フィラディスワインクラブ30の人気上位3本の白ワインを比較します!
慣れていないとちょっと分かりにくい、白ワインの違いをワインエキスパートが解説します。
選び方のガイドとしてお役立てください。
※2022年6月末の執筆時点でトップ3の白ワインになります。順位は変動しますが、どのワインも定番的におすすめできる白ワインですので是非比較見当してみて下さい。
人気赤ワイン3本を比べてみたはこちら。
それぞれの白ワインを解説します
カミーユ・エ・ローラン・シャレール シャブリ(仏ブルゴーニュ産白750ml)
香り・味わいの特徴
柑橘系のしっかりとした果実味に、カチッとしたミネラルの骨格のザ・シャブリです!
最初に感じられるのは柑橘のアロマ。そして特徴的なのは、火打ち石や貝殻をイメージする香り。
味わいはキリッと引き締まった酸、よく熟した密度のある果実味。舌に残る石灰っぽいミネラル感がシャブリであることを主張しています。
合わせる料理
基本的には魚介類をお勧めします。熱を通したエビなどの甲殻類、貝類はストライクでしょう。
ワインは果実の詰まった、しっかりとした味わい。
料理が繊細な味付けでは負けてしまうので、塩味とレモンなどで酸味を効かせると相性がよくなります。
塩レモンでいただく白身魚やエビの天ぷらなども良いでしょうね。
ワイン自体に味わい深さがあるので、単体でじっくり楽しむのも良いです。
香り・味わいの特徴
ジューシーで樽感があり、ボリューム・飲み応えのある白ワインです。
香りはよく熟した洋ナシやカリン、黄色いお花や、白胡椒、熟成に使う樽のニュアンスをはっきりと感じます。
口当たりは滑らかで、熟した大ぶりの果実を感じます。
中盤からピリッとしたスパイシーさと、
飲み込むとアルコールのボリュームをしっかりと感じ、
合わせる料理
白ワインですが、このボリューム感なら豚肉や鶏肉も全然いけます!
魚介類なら熱を通したものを。チーズや、クリームを使ったソースも合うでしょう。
ドメーヌ・ダヴィッド ミュスカデ(仏ロワール産白750ml)
香り・味わいの特徴
とても料理に合わせやすいリーズナブルな「旨味」の海ワインです!
口あたりが軽くしゅわっとしていますね。第一印象、すっきり爽やかです。
フルーツに例えるならグレープフルーツに青リンゴ、そしてメロン。
果実の力強さや集中感はカミーユ・エ・ローラン・シャレール シャブリほどありませんが、海に近い産地ならではの独特のほのかな塩味と、製法に由来するアミノ酸の旨味が飲み応えを感じさせます。
日本酒の大吟醸にも少し通じるものがあり、日本人好みの味わいではないでしょうか。
合わせる料理
とても食事に合わせやすい白ワインなので、難しく考えず普段の食事に!
和食全般、お刺身にもよく合います。
まとめ
・キリッとしまった果実の集中感、シャブリならではのミネラル感を楽しむなら
カミーユ・エ・ローラン・シャレール シャブリ
・軽く樽の効いた、陽性で大ぶりなボリューム感を楽しむなら
トータス・クリーク シャルドネ
・磯の雰囲気と旨味の効いた味わいで食事との相性良く、リーズナブル!
ドメーヌ・ダヴィッド ミュスカデ
このコラムのライター
J.S.A.認定ワインエキスパート 西岡 卓哉
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