ちゃんと美味しい、もちろんお買い得なバッグ・イン・ボックス・ワイン(BIB)を比べてみた
目次
バッグ・イン・ボックス(BIB)とは?
段ボール製の外箱の中に袋(バッグ)が収まっていて、その中にワインが入っているスタイルの大容量商品が「バッグ・イン・ボックス(BIB)」です。ここでご紹介している商品の容量は全て3Lで、一般的な750mlボトル4本分になります。
1箱3,000円だと、ボトル1本換算で750円です。
バッグ・イン・ボックスのメリット
・袋には蛇口が付いていますので、飲みたい量だけ簡単に注ぐことが出来ます。
・ワインが減るにつれて内部のワインの入っているバッグが萎み、空気のスペースができません。ワインを酸化から守り数週間品質を保ちます。
・直方体なのでボトル4本よりもすっきりと省スペースで保管できます。
・製造、輸送コストが抑えられ、容量も大きいためコスパが良くなり、値段の割に美味しいワインを楽しむことができます。
バッグ・イン・ボックスのデメリット
・冷蔵庫によっては、うまく収まらない可能性があります。
・好みに合わなかった場合は3Lを消費し切るのが大変になります。
それぞれのBIBワインを解説
フィラディスワインクラブで扱うようになったバッグ・イン・ボックスですが、いずれも当店が絶大なる信頼を寄せているスペインのフアン・ヒルが製造元。当店で常に人気No.1赤ワイン、あのシルバー・ラベルの生産者です。ここのワイナリーの製造するBIBワインはいずれも飲み応えしっかり、果実の凝縮感、熟度、綺麗な酸味と美味しいワインの条件が整っています。
美味しくないと持て余してしまうBIBですから、本当に信頼できるワイナリーのアイテムを選びたいですね。
シャニア・カベルネ・ソーヴィニヨン(スペイン産赤ワイン3L箱入りワイン/バッグ・イン・ボックス)
価格:3,000円
こちらのバッグ・イン・ボックスは、しっかりと濃く、強めの味わいの赤ワインが好きな方におすすめです。
使用されている品種は、赤ワイン品種の王様と言われるカベルネ・ソーヴィニヨン。
カベルネ・ソーヴィニヨンらしいカシスやダークチェリーなどの黒い果実を煮詰めたような濃厚な果実味、
またミントや黒胡椒、スモークのアクセントも感じられます。
タンニンの渋みもカベルネ・ソーヴィニヨンらしく後述のモナストレルよりは強めに、角張って感じられます。
シャニア・オーガニック・モナストレル (スペイン産赤ワイン3L箱入りワイン/バッグ・イン・ボックス)
価格:3,000円
こちらのバッグ・イン・ボックスは、ヴォリュームたっぷりで濃いめですがジューシーで柔らかい口当たりの赤ワインです。
品種はオーガニックのモナストレル(ムールヴェードル)。製造元フアンヒルが最も自信を持ち、得意としている地場品種です。
カベルネ・ソーヴィニヨンと比べるとこちらはイチゴやラズベリーを連想させる熟した赤い果実の味わい。
飲みはじめに感じるジャムのような甘味に、すっきりとした酸が加わり、渋みは控えめ。
飲み込んだ後には、大地を連想させるような自然な苦味が軽く残ります。
シャニア・ホワイト・ブレンド(スペイン産白ワイン3L箱入りワイン/バッグ・イン・ボックス)
価格:3,000円
こちらのバッグ・イン・ボックスはフルーティ・リッチでふくよか、甘く熟したパイナップルや、爽やかなレモン、キウィの香りが特徴的な白ワインです。
品種はソーヴィニヨン・ブランとマルヴァジアです。
しっかりと熟したブドウ果実を使っていることがストレートに伝わってくる、トロピカルで満足感たっぷりな味わい。酸味は中盤から爽やかに感じますが、やや控えめです。
温度が上がるとだれてしまうので、冷蔵庫でよく冷やしてフレッシュでピュアな果実味をお楽しみください。
まとめ
コスパに優れるバッグ・イン・ボックスはメリット沢山!
大容量だけに、ちゃんと品質の良いものを選ぶことも大事。
あとはお好みに応じて好きなタイプをチョイスしよう!
・黒果実のニュアンス、濃くて渋めの赤ワインなら
シャニア・カベルネ・ソーヴィニヨン
・赤果実のニュアンス、濃い目だけどフルーティーで飲みやすい赤ワインなら
シャニア・オーガニック・モナストレル
・トロピカルな雰囲気のフルーティ白ワイン。冷やしてごくごく楽しむなら
シャニア・ホワイト
このコラムのライター
J.S.A.認定ワインエキスパート 西岡 卓哉
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