ワインボキャブラ天国【第10回】「バナナ」英:banana 仏:banane

ワインボキャブラ天国【第10回】「バナナ」英:banana 仏:banane
連載企画『Firadis ワインボキャブラ天国』は、ワインを表現する言葉をアルファベットのaから順にひとつずつピックアップし、その表現を使用するワインの例などをご紹介していくコーナー。

このコラムを読み続けていれば、あなたのワイン表現は一歩一歩豊かになっていく・・・はずです!

取り上げる語彙の順番はフランス語表記でのアルファベット順、ひとつの言葉を日本語、英語、フランス語で紹介し、簡単に読み方もカタカナで付けておきますね。
英仏語まで必要ないよー、という方も、いつかワイン産地・生産者を訪れた時に役に立つかもしれませんから参考までに!!

ということで今回ご紹介する言葉は・・・

 
「バナナ」
英:banana
仏:banane (女性名詞:発音は「バナーヌ」)
 
 

これも、香り表現に使用する用語のひとつ。
バナナの香りがするワインなんてあるんだ、と思った方もいらっしゃいますよね。
ですが・・・皆さんもこの香りがあるワインをきっと一度は試したことがあるはず。
そう、例えば『ボージョレ・ヌーボー』などからこの香りを見つけることが多いです。
バナナの香りは、基本的に若いヴィンテージ、しかも仕込みからあまり時間の立っていない「新酒」のようなワインに感じられます。
それも、これまた非常に不思議なのですが、果物のイメージ的には白ワインから感じられそうな香りなのに、「赤ワイン」に見つけることが多いんですよね。
黄色い果物、ベリー系果実でもないのに主に赤ワインに存在する、というのはフルーツ系表現用語の中では珍しいかもしれません。

バナナの香りは品種由来ではなく「低温でのアルコール発酵」に由来するものと言われています。
つまり、醸造由来の第二アロマ」バナナ香がブドウ品種の特徴であるケースはあまりありませんので、その点は覚えておいてくださいね。
そして、この香りを認識したことが無いな・・・と言う方は、今年のボージョレ・ヌーボーを飲むときにバナナのイメージがあるか無いかを是非チェックしてみてください。

それでは今週はこのへんで。
今日、あなたの表現するワインの世界が少し広がりました!

CTA-IMAGE ワイン通販Firadis WINE CLUBは、全国のレストランやワインショップを顧客とするワイン専門商社株式会社フィラディスによるワイン直販ショップです。 これまで日本国内10,000件を超える飲食店様・販売店様にワインをお届けして参りました。 主なお取引先は洋風専門料理業態のお店様で、フランス料理店2,000店以上、イタリア料理店約1,800店と、ワインを数多く取り扱うお店様からの強い信頼を誇っています。 ミシュラン3つ星・2つ星を獲得されているレストラン様のなんと70%以上がフィラディスからのワイン仕入れご実績があり、その品質の高さはプロフェッショナルソムリエからもお墨付きを戴いています。 是非、プロ品質のワインをご自宅でお手軽にお楽しみください!
Translate »